" 子どもたちの伸びしろは「聞く耳」から "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
夏至【げし】初候
七十二候
第二十八候 乃東枯【なつかれくさかるる】
二十四節氣は「芒種」から「夏至」へと移りました。
「乃東枯」は6月21日~25日ころにあたります。
乃東は「夏枯草」とも呼ばれる「ウツボグサ」の別名。
他の植物が夏の日差しを浴びて青々と生い茂る中で、
ウツボグサは冬至の頃に芽を出し夏至に花穂を枯らす姿が、
昔の人々の目に留まり、七十二候の一つとして選ばれたのかもしれませんね。
今日の道場長の一日一心
『 こども たち の のびしろ は「き く みみ」から 』
" 成長の兆し、心構えが未来を拓く "
合氣道琴心館寺崎道場には、
最近、目覚ましい成長を遂げている
" 中学生 " や " 高校生 " が多くいます。
彼らの中には、
" 小学生低学年 " から、
いや、もっと幼い " 年中 " から
道場に通い始めた子も少なくありません。
この子たちに加え、
道場に通い始めて二、三年、
また、
数ヶ月にも関わらず、
著しく成長している小学生もいます。
師として、
これほど喜ばしいことはありません。
" 小さな差、大きな未来。
成長を分ける「心の姿勢」 "
しかし、
同じくらいの年齢から
合氣道を始めた子どもたちの間に、
少しずつですが、
「明確な差」が見られるようになってきました。
それは、「話の聞き方」です。
その「心の姿勢」に違いが現れるのです。
私が同じ話をしても、
いつも " 初めて聞く " かのように、
「謙虚な姿勢」で
真摯に耳を傾ける子どもたちがいます。
彼らは、
たとえ以前に聞いたことのある話でも、
そこから
何か「新しい発見」を得ようと集中します。
一方で、
「また同じ話か」とばかりに、
" よそ見 " をしたり、
" 上の空 " で聞いている子もいます。
このわずかな差は、
現時点では
些細なものに見えるかもしれません。
しかし、
この「心の姿勢」の違いは、
これからの彼らの " 成長 " に、
そして人生において、
" 大きな差 " となって表れることでしょう。
「学ぶ心」、「素直さ」、
そして、「謙虚さ」といった
内面的な資質が、
彼らの未来を拓く
鍵となると私は確信しています。
" 合氣道が育む、未来につながる力 "
いつも言っていますが、
合氣道は、
単に技を習得するだけではありません。
合氣道琴心館寺崎道場では、
礼儀作法、集中力、
そして何よりも
「心を磨く」ことを重んじています。
道場での時間は、
技の鍛錬だけでなく、
「人としての土台を築く場」であるのです。
私はこれからも、
子どもたちが技だけでなく、
話を " 聞く姿勢 " や、
困難に立ち向かう " 心構え " など、
生きていく上で、
本当に大切な力を育んでいけるよう、
心を込めて
指導し続けていきたいと思います。
彼らが
それぞれの未来で、
大きく羽ばたいてくれることを
鳥たちがさえずり始めた、
曙の空に、魂から願ってやみませぬ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝