2025-06-23 03:04:00

" 「積ん読」も悪いばかりではない。未来への種 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

夏至【げし】初候

 

七十二候

第二十八候  乃東枯【なつかれくさかるる】

二十四節氣は「芒種」から「夏至」へと移りました。

「乃東枯」は6月21日~25日ころにあたります。

 

乃東は「夏枯草」とも呼ばれる「ウツボグサ」の別名。

 

他の植物が夏の日差しを浴びて青々と生い茂る中で、

ウツボグサは冬至の頃に芽を出し夏至に花穂を枯らす姿が、

昔の人々の目に留まり、七十二候の一つとして選ばれたのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

今日の道場長の一日一心

『 " つんどく " も わる い ばかり では ない 。 みらい への たね 』

 

 

 

 

"「積ん読」の価値と「おかげさま」の循環 "

 

 

 

 

どんなに忙しい日でも、

私は必ず本を手に取り読みます。

 

寝る前に1ページ、

いや、たった1行の日もあります。

 

 

 

良書との出会いは

心を豊かにし、

 

時に「あっ、そうだったのか!」と

新たな氣づきを与えてくれます。

 

 

 

 

だからこそ、

良い本と出会えば、迷わず購入します。

 

 

古書店で見かければ、すぐに手に入れます。

 

 

 

 

こうして私の手元には、

良い本がたまっていく一方です。

 

 

世に言う「積ん読」の状態なのです。

 

 

 

しかし、

私はこの「積ん読」を

悪いことばかりだとは考えていません。

 

 

 

 

"「積ん読」が未来へ繋ぐ「知の遺産」 "

 

 

 

 

「この本、良いから読んでごらん」と

勧めても、

 

なかなか

手に取ろうとしない " わが家の娘たち " 。

 

 

 

 

しかし、

そのうち私がこの世を去り、

 

娘たちも年を重ねた時、

 

あるいはその先の孫たちが

学ぶ機会を得た時、

 

これらの「積ん読」が、

娘や孫たちにとっての

「良き師」となることを願っています。

 

 

 

 

本棚に並んだ本が、

未来の誰かの知的好奇心を刺激し、

成長を促すきっかけになるかもしれない。

 

 

 

そう考えると、

「積ん読」もまた、

未来への投資と言えるのかもしれません。

 

 

 

 

 

" 道場に活きる「積ん読」:知識の共有と「おかげさま」の連鎖 "

 

 

 

 

さらに、

この「積ん読」は、

 

私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場でも

有効活用されています。

 

 

 

「読みたい人は持って帰って読んでみて」と、

 

 

道場の一角に

私の「積ん読」を並べています。

 

 

すると、

子どもから大人まで、

 

お弟子さんたちが自然と手に取り、

読んでくれています。

 

 

 

ある本がきっかけで、

道場でお弟子さん方に

新しい会話が生まれたり、

 

誰かの悩みが解決したり

することもあるかもしれません。

 

 

 

 

僭越ですが、

不肖私一人が持っている知識や感動が、

こうして多くの人へと伝わっていく。

 

 

 

ほんの少しの工夫で、

「積ん読」は単なる本の山ではなく、

 

知識を共有し、

人と人との繋がりを深めるツールへと

変わるのですね。

 

 

 

 

良書から教えていただいた

「おかげさま」

 

 

人から与えてもらった

「おかげさま」

 

 

そして、

天地大自然から学んだ

「おかげさま」

 

 

 

 

これらの恩恵は、

自分の中でとどまることなく、

 

次へと順送りに

伝えていくべきものであると思うのです。

 

 

 

 

合氣道の稽古を通して、

 

また良い本を通して、

 

 

様々な形で

「おかげさま」の心を拡げてまいりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝