" 不利益が利益に変わる「魔法の言葉」 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
芒種【ぼうしゅ】末候
七十二候
第二十七候 梅子黄【うめのみきばむ】
「芒種」は末候へと移りました。
「梅子黄」は6月16日~20日ころにあたります。
青かった梅の実がだんだんと黄色く色づき始める頃を指します。
これは、梅が収穫の時期を迎えるサイン。
梅干しや梅酒、梅のジャムなど、日本の夏には欠かせない、
梅の加工品づくりが盛んになる季節の到来を告げる候です。
今日の道場長の一日一心
『 ふりえき が りえき に かわ る 「まほう の ことば」 』
暁の空が白み始める午前3時。
天地大自然に
今日も目覚めることができたことに感謝し、
「ありがとう」と心の中で呟くことから
私の一日が始まります。
そして神仏に手を合わせ、
「ありがとうございます」と声に出します。
このブログを
今、まさに書いているこの瞬間も、
私にとっては「有難う」なのです。
"「有難う」その言葉の深淵 "
ずいぶん昔、
合氣道に出会うずっとずっと前の話です。
友人が口癖のように言っていた
言葉を思い出します。
あえて、
ありのままに関西言葉で、
「最近な、" ありがたいことがない " から、
" ありがとう " って、ほんま言わへんわ」
当時の私も
「そらそうやな」と返したものです。
しかし、
合氣道師範として
日々「精神修養」を実践する中で、
たくさんの良い本に出会い
「ありがとう」という言葉の持つ
本当の意味に氣づかされました。
漢字で書くと
「有難う」は「有ること難し」。
つまり、
「滅多にないこと」
「稀有なこと」という意味です。
今、
この暁の朝に、
私が
この「ぼくらの合氣道 道場長の一日一心」
というブログを書いていること自体が、
まさに「有ること難し」なのです。
この「滅多にないこと」を
毎朝、続けられるのは、
他でもない、
" 今朝も目覚めることができたから " なのです。
したがって、
「生きていられること」
そのものが、「有難う」なのですね。
" 不利益さえも「ありがとう」に変える実践 "
そう考えると、
当時の友人の言葉が
いかに表面的なものだったか痛感します。
たとえ、
自分にとってありがたくないこと、
不利益なことが起こったとしても、
それもまた「有ることが難し」、
すなわち「ありがとう」になるのです。
どなたかの著書で
読んだ記憶がありますが、
「交通事故にあっても、その瞬間に " ありがとう " と言う」。
これを初めて読んだ時は、
ほんと驚きましたが、
今ではその真意が理解できます。
腹が立ったら「ありがとう」。
最近、不肖私、これを実践しています。
この言葉を心で強く思った途端、
不思議とそれ以上、
怒りが込み上げてこないのです。
「ありがとう」は、まさに魔法の言葉。
自分の心だけでなく、
周囲をも明るくする力を持っています。
"「ありがとう」を習慣にすることの力 "
私たちの日常には、
意識すれば「感謝」できることで
溢れています。
* 目覚めることができた朝に「ありがとう」。
* 食事ができることに「ありがとう」。
* 健康であることに「ありがとう」。
* 病や怪我に「ありがとう」。
* 不利益なことに「ありがとう」。
* 財布を落として「ありがとう」。
* 腹が立ったら「ありがとう」。
* 悲しみに「ありがとう」。
* 家族や友人がいることに「ありがとう」。
* そして、合氣道の稽古ができることに「ありがとう」。
些細なことにも
感謝の氣持ちを持つことで、
心の持ちようは大きく変わります。
そして、
不利益な出来事に対しても
「有難う」の心で向き合うことで、
その不利益が
"「それ以上の不利益」にならなくなる " のです。
そして、
新たな " 氣づき " や " 成長の機会 " と
捉えることができるようになるのです。
皆さんも、
今日から「ありがとう」
この " 魔法の言葉 " を
口癖にしてみてはいかがでしょうか。
素敵な週末をお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝