2024-09-12 04:18:00

" 見返りを求めたら続かない "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

『みかえり を もとめ たら つづか ない』

 

 

世のため、人のために

なることを実践する。

 

その志を持って、

行動することは、

必ず、何かしら

社会の役に立っている。

 

だが、

そこに私利私欲があるなら、

その志も、

その行動も、

そう永くは続かない。

 

 

何故なら、

良いことをすれば、

いつか巡り巡って

自分に返ってくるという、

 

見返りを求める

心があるからだ。

 

結局は、

自分が得をしたい。

 

それこそが、

私利私欲というのだ。

 

 

大切なことは、

「何のためにやるのか」である。

 

 

私は毎朝、

道端に落ちている

タバコの吸い殻を拾う

ことを日課としている。

 

もう何年続けているだろうか、

 

少なくとも40年以上は

続けている。

 

何のためにやっているのか、

それは、ただただ、

地球のため。

 

ほんとにそれだけ。

 

自分の決めた範囲の

路上に落ちているタバコを

拾うだけだから、

 

地球規模で考えると、

殆ど何の役にも

立っていないと思う。

 

しかし、確実に

ポイ捨てされたタバコは

その路上からは

なくなっているのだ。

 

それは事実である。

 

では、何故、

タバコの吸い殻を拾うのか。

 

それは

タバコの吸い殻の

特にフィルター部分は

土に還らない、

決して、

自然には還らないからだ。

 

放っておけば、

たとえ一本のタバコの

フィルターでも

永遠に地球上に

存在することになる。

 

サーフィンが

生活の一部だった頃、

生まれ育った神戸から

遠く離れた地に移住し、

海から徒歩30秒の場所で

民宿を営みながら、

仕事の合間に

サーフィンするという

生活をしていた。

 

海から上がって

砂浜から民宿までの間に

落ちているタバコの吸い殻を

拾うことを毎日続けていた。

 

その頃から

何も変わってないことがある。

 

 

それは、感謝の心だ。

 

「今日もタバコの吸い殻を拾う事ができた」

 

「拾った分だけ地球がきれいになった」

 

 

「ありがとう」

 

 

それをされてくださった

天地大自然に感謝する。

 

今もその思いは

何ら変わっていない。

 

 

捨てるやつがいるから、

俺が拾わなければ

ならない。

拾ってやってんだから

その分何かちょーだいよ。

 

そんな事を思っていたら

続かないだけでなく、

せっかくのその行為も

無駄になるよ。

 

 

毎日拾ったら、

時々、一本も

落ちていない時もある。

 

でも、必死で探す。

するとアスファルトに

こびり付いたフィルターが

必ずあるのだ。

 

それを見逃さない。

 

 

見返りなど要求しない。

 

巡り巡って

自分に返ってこなくても

全く構わない。

 

ただだだ、

地球のためにだけ

やっているのだから。

 

 

40年以上、

続けているが、

路上にこびり付いた

フィルターも入れると、

一本も拾えなかった日は

いまだかつて、

一度もないのだ。

 

 

今日も地球さんが

少しでもきれいになった。

 

それだけでよかった。

 

自分にできる小さなこと。

それだけでよいのだ。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

道場長 拝