" 人を教えるとは "
今朝も目覚めることが出来た。
ありがとう。
『ひと を おしえる とは』
日々の合氣道の指導で
忘れてはならないことがある。
それは
お弟子さん各々の
先の未来まで
思いを巡らせながら、
指導しなければいけない
ということである。
入門当初は
子ども、大人に関わらず
身体のみ動かすことに
注視している
お弟子さんが殆どだ。
心の重要性を
殆どの方が
忘れてしまっている。
また、
それに氣付いてないものだ。
「心が身体を動かす」という
原理原則がある。
それを指導するのは
容易なことではない。
心身の奥深いところまで
掘り起こし、
懇切丁寧に
指導しなければいけない。
特に
少年部においては
難しいうんちくだけでは
到底、理解できないのだ。
実際にさせてみて、
心がそこに向かった状態と、
そうでない状態との
比較によって
自分自身の
身体の状態から
少しずつ、
理解し、会得していくものだ。
それには
相当な時間がかかるのも
当然のことだ。
それは
例えると、
一本の木を
植えるようなものだと思う。
縁あって出逢えた、
全てのお弟子さんを
一本の木に例えて、
一本一本、
丁寧に植えていく。
しっかり
地に根が張るまで
全く油断はできない。
台風にも大雨にも
大雪にも酷暑にも
負けない根を張るまで、
一本一本の
木の状態を
見極めながら、
水をやり、
不必要な枝葉は
取り除いて
やらねばならない。
やがて、
その木を
植えた本人=指導者が
この世から
いなくなったとしても、
その木が
真に生えついたならば、
しっかり盤石な
根を張ったならば、
いつまでも
成長をやめない、
大木に育つことだろう。
指導者がなすべきことは
そういうことだ。
それは
合氣道以外にも
会社や組織、
団体のトップ、
経営者や上司にも
当てはまることでは
あるまいか。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
道場長 拝