" 自然にしていて身につかないことを学ぶ。これを学習という "
今朝も目覚めることが出来た。
ありがとう。
『しぜんにしていてみにつかないことをまなぶ。これをがくしゅうという』
天地大自然は
いつの時代も不変だ。
地球温暖化、
異常氣象といわれる。
確かに
私が子どもの頃から比べて
夏は酷暑だ。
しかし、昔から
夏は暑くて冬は寒いことに
変わりはないが、
我々の生活様式は大きく変わった。
それはそれは
とても便利な世の中になった。
だが、
この便利さの一方で
失われたものが、
たくさんあるのだ。
身体に中心軸を保った
立ち方、座り方や
歩き方が
出来なくなっている人が多い。
呼吸も
まともに出来なくなっている。
これ全て
生きていく上での基本だ。
身体の
中心軸と呼吸は
密接な関係にあり一体だ。
この片方が崩れると
両方とも崩れるのだ。
昔の人の移動は歩くことだった。
幕末の志士、
吉田松陰さんは
長州(山口県)から江戸(東京)まで
普通に歩いていた、
坂本龍馬さんも
険しい四国の山道を
普通に歩いて、
いろんなところへ行っていた。
学校へ遠い道のりを
毎日、歩いて通っていた
時代の子ども達は
足腰が強くなるばかりか、
自然と呼吸が強くなっていたのだ。
息を長く吐き続けることが
出来ていた。
だからこそ肚もできるのだ。
しかし、
今の時代に生きる私達は
同じことをするのは容易ではない。
でも
その時代の生活様式に
適応したやり方はある。
私が今も実践していることは
「歩きながらの呼吸法」だ。
座ったり、立って行うという、
その場に留まってする
呼吸法は誰でも出来る。
しかし、
「歩きながらの呼吸法」は
そう簡単には出来ない。
やったことがある人は
分かると思うが、
苦しくて、
すぐ息がもたなくなる。
それでも
毎日、諦めずに
最初は短い呼吸からはじめて、
今では
その場に留まってする呼吸と
何ら変わらない、
とても楽で快適な
長い呼吸が出来る。
それを習得するのに
5年以上かかったが、
やり続ければ
誰だってやれるのだ。
出来ないのは
やらないからだろ。
普通に生活していても
身につかないことなら、
日々の日常において
何かやり方を工夫したり
努力して継続しなければならない。
それを学習というのだ。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
道場長 拝