2024-03-19 18:23:00
" お彼岸 "
春分の日は
昼と夜が
ほぼ同じ長さになる日。
春分の日をはさんで
前後3日間がお彼岸です。
日本には春と秋のお彼岸は
ご先祖の供養をする習慣があり、
お墓参りをしたり、
仏壇にお供えをします。
春、秋のお彼岸である
春分の日、秋分の日は
真東から太陽がのぼり、
真西に沈むのですね。
仏教では西の向こうに
極楽浄土があると聞きます。
そのため
お彼岸は
お墓参りするだけでなく、
「ご先祖様が極楽浄土で幸せにくらしていけますように」
「自分も極楽浄土にいけますように」
との願いを込めて
西に沈む太陽に
手を合わせることも
良いのではないでしょうか。
現在私達が住む世界は、
もめ事や心配事が絶えませんが、
極楽浄土である「彼岸」では、
みんなニコニコ
幸せいっぱいの世界だそうです。
しかし、
彼岸へ行くには
修行をするための
川を渡らねばならないそうです。
執着や迷い、
わがままなどの煩悩を
一切なくすことによって
彼岸に渡れるそうです。
実際、
自分が亡くなってみないと
分からないことではありますが、
今こうして
生きている間でも
修行は可能ではないでしょうか。
自分が自分が
という考えを改め、
周囲の人達が
皆、心からくつろぎ
平和な氣持ちで暮らせるよう
自分自身が
どのような生き方をすべきなのか。
自ら鑑みて、
いつかは彼岸に渡ろう。
道場長 拝