2024-03-18 06:23:00
" 物に使われるは三流、物を使うは一流 "
合氣道には
剣や杖の稽古がある。
今の時代に
何の役にも立たない
剣や杖を学ぶ意味は、
日常生活において
物を使いこなすための稽古だ。
行列が出来るほどの
中華料理店の料理人は
中華鍋やお玉を
身体の一部として使いこなす。
また一流の重機オペレーターは
重機を自分の身体のように扱う。
物は使うものであり、
物に使われてはいけない。
合氣道では
剣や杖を用いて、
その特性を活かし
剣や杖が
身体の一部として
使えるように稽古する。
物を持てば
その物の隅々にまで
氣が通うよう鍛錬する。
それを日々の日常に
活かすことを
目的としている。
道場長 拝