2024-01-25 08:43:00
" 執着を解き放て "
何かに囚われると
心は自由に使えなくなる。
執着が病む原因の
一つだと氣づいた。
執着をいつまでも続けると、
執着が執着を呼び、
さらに動けなくなる。
その時、
心と身体は
がんじがらめに縛られる。
力みだ。
それを無理やり
動かそうとするから、
さらに力む。
やがて
身体の何処かが故障する。
心は病む。
自分の心に
何かの執着が
生まれた瞬間に
それを解消せねばならぬ。
ではどうしたら良いか。
その方法の一つが
私が日々実践している
心の鍛え方だ。
それは、
つい数秒前の過去から
遠い今までの人生を
振り返ってみる。
乗ろうとした
エレベーターの扉が
閉まりかけた、
すると見ず知らずの人が
「どうぞ」と開けてくれた。
学生時代に友達が
かけてくれた優しい言葉など。
多くある。
どれほど自分は
これまで多くの人に
支えられてきたことだろう。
そこには感謝しかない。
「ありがたいな」
心が清められ、
目の前の世界が広がり、
しんと心が鎮まってくる。
その方向に
心が動いた瞬間から
執着は
何処かへ消え去っている。
これを心の鍛錬という。
日々繰り返し行うことだ。
道場長 拝