2026-10-22 21:31:00

" 京都の清々しき神域と大和言葉「もっけの幸い」 "

​10月22日のブログ更新が

夜分になってしまいました。 

 

​10月21日世界中でウェブサイトに

広く利用されているシステム(PHP)に

重大な脆弱性が発見され、

 

その予防措置として

世界各国の多くのウェブサイトが

一時的に遮断される事態が起きておりました。 ​

 

その影響を受け、

当道場のサイトもアクセスが遮断され、

日中のブログ更新作業が

どうしてもできない状態となっておりました。

 

​現在は無事に復旧し、

安全が確認されております。

何卒ご容赦くださいませ。

 

 

 

 

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

寒露【かんろ】末候

 

七十二候

第五十一候 蟋蟀在戸【きりぎりすとにあり】

十月十八日~二十二日ごろ

キリギリスが戸口で鳴くころ。

 

 ​

 

今日の言の葉

 『 もっけの幸い 』

 

 

 

10月21日は、

追手門学院大学教育後援会の

懇親会に出席するため、

京都へと足を運びました。

 

 

​10月も中旬を過ぎたというのに

季節外れの暑さとなり、

氣温は30度を記録しておりました。

 

 

​会場であります、

「鮒鶴(ふなつる)京都鴨川リゾート」へと

向かう道すがら。

 

 

 

阪急河原町駅から

木屋町通を歩き、

 

まだ少しばかり

時間がございましたので、

鴨川沿いのベンチに腰を下ろしました。

 

 

​30度という暑さではございますが、

そこはやはり10月の後半。

 

川沿いを吹き抜ける南風が、

思いのほか

心地よく感じられたのでございます。

 

 

​

その心地よい風に吹かれながら

京都の景色を眺めておりますと、

 

ふと、同じ京都に鎮座する

「北野天満宮」へ、

はじめて参拝した時のことが

思い起こされました。

 

 

 

​鳥居をくぐる私の胸の内には、

深い畏怖の念が渦巻いておりました。

 

 

​いわれなき罪によって

大宰府へと追いやられた菅原道真公。

 

 

そのご逝去ののち、

京の都を立て続けに襲った

凄絶なる天変地異。

 

 

​古の人々はそれを

「無念の御魂の荒ぶり」と深く恐れ、

 

その強大な力を鎮めるために

建立されたのが、

この北野天満宮であるという歴史。

 

 

​

その奥深き由縁を思いますと、

目に見えぬ怨念や、

恐ろしい祟りの痕跡が

色濃く残っているのではないかと。

 

 

畏れ多くも、

足を踏み入れることに

微かなおののきを感じていたのです。

 

 

​さはさりながら、

いざ手水を使い

御本殿へと向かい

静かに手を合わせてみますと、

 

​そこには

荒ぶる氣配など微塵もございませんでした。

 

 

 

ただただ、

澄み切った秋空のように

清廉(せいれん)で、

 

清々しい氣に満ちた、

静謐なる神域が広がっていたのです。

 

​

 

 

人間のしでかした

理不尽な悲劇すらも、

 

見えざる力を畏れ敬い

真摯に祈りを捧げ続けることで、

 

これほどまでに清らかな場へと

昇華されてゆくものなのだと

深く心を打たれました。

 

 

 

 

​はるか昔、

この国に生きる人々は、

 

吉凶のすべてを

「人間の浅知恵では計り知れない、

目に見えない大きな存在の働き」として

受け止めておりました。

 

 

 

​

過ぎ去りし懐かしい

昭和の面影が残る頃まで

日常の中に溶け込んでいた、

 

「もっけの幸い」という

美しい大和言葉もその一つでございます。

 

 

​

「もっけ」とは、

文字にいたしますと

「物怪」や「勿怪」と書き表します。

 

 

 

宮崎駿監督の映画

『もののけ姫』でも

広く知られるようになった。

 

 

 

目に見えぬ不思議な存在

「物の怪(もののけ)」から

転じた言葉なのだそうです。

 

 

 

​不意に降りかかる災いも、

思いがけぬ吉事も、

 

すべては人知を超えた

「物の怪」からの働きかけであると。

 

 

常に謙虚な

畏敬の念を抱いていた古の日本人。

 

 

 

​

ですから、

思いがけない嬉しい出来事に巡り合ったとき、

 

現代のように

「ラッキー」などと、

 

単なる偶然や

己の手柄として片付けるのではなく、

 

「これは見えない存在からの

ありがたい贈り物かもしれない」と。

 

 

​そう心に留めながら

「もっけの幸い」とそっと口にしてみる。

 

 

​

すると、

何氣ない日常の景色の中に

 

見えざる力との繋がりを感じて

おのずと笑みがこぼれる。

 

 

温かで奥深い彩りが

生まれるような氣がいたします。

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場は

単に技のみを学ぶ場ではありません。

 

私たちが大切にしているのは、

目に見える結果や己の力ばかりを

過信することではございません。

 

人知を超えた大きな力に対して

常に謙虚な姿勢を忘れず、

 

日常に訪れる小さな幸運に感謝しながら、

心豊かな生き方を

皆様とともに探究していくことでございます。

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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道場長 拝