2026-10-06 03:14:00

" 色づく景色と「もののあはれ」"

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

秋分【しゅうぶん】末候

 

七十二候

第四十八候 水始涸【みずはじめてかる】

十月三日~七日ごろ。

田んぼの水を抜き秋の実りを迎える準備を始めるころ。

 

 ​

 

本日の “ 道場長の一日一心 ”

『 いろづく けしき と「もののあはれ」 』

 

 

 

​暦の上では、

「秋分」も明日までとなりました。

 

 

夏の間、

あれほど青々と茂っていた草木から

少しずつ潤いが抜け、

景色全体が秋の装いへと

移り変わっていくころですね。

 

 

​見慣れた街の木々なども

静かに色づき始め、

どこか寂しげで奥ゆかしい

風情を漂わせています。

 

 

 

古(いにしえ)の人々は、

この静かで閑寂な晩秋の風景にこそ、

もっとも奥深い

「もののあはれ」を感じてまいりました。

 

 

​

秋は命が次の命へと

繋がっていく季節です。

 

 

賑やかに鳴いていた虫たちも

静かに土へ還り、

草花もまた種を残してそっと枯れてゆく。

 

 

 

一見すると、

寂しい景色の中にこそ、

確かな命の連鎖という

尊い美しさが隠れているように思います。

 

 

​

秋雨前線が通り過ぎれば、

いよいよ

自然界は静かに乾きを深め、

趣深い枯れ色へと向かっていくことでしょう。

 

 

枯れてゆく過程は、

決して命の終わりではございません。

 

 

 

内に秘めた本質を

より深めていくための、

静かで美しい変化でもあります。

 

 

 

​身近な秋の味覚の中にも

まさにそうやって、

水分を手放すことで

かえって奥深い

魅力を増すものがございます。

 

 

 

​実のところ私は、

生の柿は相当苦手でございます。

 

しかし、

「干し柿」となりますと話は別でして、

こればかりは

不思議と大好きなのです。

 

 

​秋の冷たい風に吹かれ

ゆっくりと水分が抜けていくことで、

驚くほどねっとりと甘く

深い味わいへと変化する。

 

 

まさに、

天地大自然がもたらす魔法ですね。

 

 

 

​

私たちの人生も

これと同じかもしれません。

 

 

 

心身の余分な力みや

不要な執着をすーっと手放していくことで、

 

​内側にぎゅっと凝縮された、

その人だけの深い味わいが

出てくるような氣がいたします。

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場の学びは、

決して目に見える技ばかりではございません。

 

私たちが大切にしていることは、

稽古において不要なものを少しづつ手放し、

自身の内なる豊かさを深めていく生き方を

共に探究していくことです。

 

日々の生活に活きる氣づきを

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

執着を手放し、

心を豊かにするヒントが

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝