" 色づく景色と「もののあはれ」"
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は二十四節氣
秋分【しゅうぶん】末候
七十二候
第四十八候 水始涸【みずはじめてかる】
十月三日~七日ごろ。
田んぼの水を抜き秋の実りを迎える準備を始めるころ。
本日の “ 道場長の一日一心 ”
『 いろづく けしき と「もののあはれ」 』
暦の上では、
「秋分」も明日までとなりました。
夏の間、
あれほど青々と茂っていた草木から
少しずつ潤いが抜け、
景色全体が秋の装いへと
移り変わっていくころですね。
見慣れた街の木々なども
静かに色づき始め、
どこか寂しげで奥ゆかしい
風情を漂わせています。
古(いにしえ)の人々は、
この静かで閑寂な晩秋の風景にこそ、
もっとも奥深い
「もののあはれ」を感じてまいりました。
秋は命が次の命へと
繋がっていく季節です。
賑やかに鳴いていた虫たちも
静かに土へ還り、
草花もまた種を残してそっと枯れてゆく。
一見すると、
寂しい景色の中にこそ、
確かな命の連鎖という
尊い美しさが隠れているように思います。
秋雨前線が通り過ぎれば、
いよいよ
自然界は静かに乾きを深め、
趣深い枯れ色へと向かっていくことでしょう。
枯れてゆく過程は、
決して命の終わりではございません。
内に秘めた本質を
より深めていくための、
静かで美しい変化でもあります。
身近な秋の味覚の中にも
まさにそうやって、
水分を手放すことで
かえって奥深い
魅力を増すものがございます。
実のところ私は、
生の柿は相当苦手でございます。
しかし、
「干し柿」となりますと話は別でして、
こればかりは
不思議と大好きなのです。
秋の冷たい風に吹かれ
ゆっくりと水分が抜けていくことで、
驚くほどねっとりと甘く
深い味わいへと変化する。
まさに、
天地大自然がもたらす魔法ですね。
私たちの人生も
これと同じかもしれません。
心身の余分な力みや
不要な執着をすーっと手放していくことで、
内側にぎゅっと凝縮された、
その人だけの深い味わいが
出てくるような氣がいたします。
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合氣道琴心館寺崎道場の学びは、
決して目に見える技ばかりではございません。
私たちが大切にしていることは、
稽古において不要なものを少しづつ手放し、
自身の内なる豊かさを深めていく生き方を
共に探究していくことです。
日々の生活に活きる氣づきを
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
執着を手放し、
心を豊かにするヒントが
ここにあるかもしれません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝