" 恩師の言葉を拳拳服膺。奇跡の出会いと新たな使命 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は二十四節氣
白露【はくろ】初候
第四十三候 草露白【くさのつゆしろし】
九月七日~十一日ごろ。
草に降りた露が、朝の光に白く輝いて見えるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 おんし の ことば を けんけんふくよう。きせき の であい と あらたな しめい 』
今月から、
神戸市では市立中学校の部活動が、
平日も休日も、
完全に地域へと移行されました。
「コベカツ」と呼ばれる
この取り組みに、
私ども合氣道琴心館寺崎道場も
合氣道団体として登録し、
月曜から日曜まで、
毎日どこかの中学校や集会所へ赴き、
愉快に稽古を行っております。
兵庫区のキャナルタウン教室をはじめ、
灘区の長峰中学校と鷹匠中学校、
中央区の湊翔楠中学校、
北区の鈴蘭台中学校、
西区の櫨谷中学校。
昨日も、
西区の櫨谷中学校で
地域の中学生から小学生、
親子で参加する
7名の方々が稽古に来られました。
全部で約30名近くの方々が、
新たにコベカツ入会申請をしてくれました。
本当にありがたいことです。
先日、
無事にスタートを切れたご報告もかねて、
師匠である合氣道琴心館 館長
琴地茂(ことちしげる)先生に
ご挨拶へ伺いました。
先生も大変喜んでくださり、
「初心を忘れずにやり続けなさい」と、
深く心に染み入るお言葉をいただきました。
今から約15年前。
私が指導者として道場を始めた時は、
お弟子さんは誰もおらず、
自分一人からのスタートでした。
当時はSNSも今ほどなく、
手書きのチラシを作り、
一軒一軒ポストへ投函する日々。
稽古をするにも
お弟子さんを募集するにも
会場がなければできません。
場所を確保するにもお金がいります。
当然、赤字です。
その赤字を埋めるため、
当時、Yahooオークションに
不用品を出品していた時のことです。
そこで、ある法則に氣づきました。
一つの商品を1000人が見て、
1人がウォッチリストに入れる。
ウォッチリストに10人入って、
ようやく1人の入札者がある。
オークション価格を
競ってもらうためには
最低でも2人以上の入札者が必要です。
つまり、
1000人に1人が興味を持ち、
その興味を持った人が10人集まって、
ようやく1人が動いてくれるという法則です。
チラシを配布して
お弟子さんを増やすにも、
この法則が
当てはまるのではないかと考えました。
しかし、
インターネットで
この一つの商品が売れる法則より、
合氣道のポスティングは
はるかに厳しい現実でした。
実際には、
10000枚配って、
やっと1人の問い合わせがある。
ただこの1人は、
興味を持ったにすぎません。
問い合わせが10人以上になって、
やっと1人が無料体験に来てくれる。
さらに無料体験が5人以上来て、
ようやく1人の入会者がある。
これを自分の手と足だけで
成し遂げようとすると、
まさに天文学的な数字になってきます。
くる日もくる日も、
チラシをまくために歩きました。
足腰の鍛錬にもなると
自分に言い聞かせながら、
何年も続けました。
それでも、
配っても配っても
問い合わせは皆無です。
マンションのごみ箱に捨てられた
自分の手書きチラシを拾い集め、
また違う場所へ投函する。
「一体、何をしてるのだろう」と、
情けなさに胸が締め付けられ、
恥ずかしい話ですが、
ありのままに申して、
涙を流しながら
ポスティングした日もありました。
それでも、
お天道さまは見てくれています。
「チラシ見ました。体験できますか?」
初めて、そうお電話をいただいた時の
震えるような嬉しさは、
言葉や文章では決して表現できないほどです。
「寺崎さん、あんたが一軒一軒チラシをまいた、あの時のことを忘れずに、コベカツで集まってくれた人を大切に育ててあげなさいよ」
琴地先生が、
そっと諭してくださいました。
「はい。ありがとうございます」と、
襟を正す思いで
拳拳服膺(けんけんふくよう)いたしました。
コベカツでも、
種目によっては
大勢集まる人氣の競技もあります。
サッカーやバスケットボール、ダンスなど。
各学校での説明会でも、
集まる保護者や生徒の人数は、
私の合氣道の説明会の時の10倍以上でした。
ある陸上競技の団体の方のお話では、
1校だけで120人も集まったそうです。
それに比べると、
合氣道琴心館寺崎道場コベカツクラブは
6か所で30人という人数であり、
圧倒的に少ないかもしれません。
さはさりながら、
一つの地区に5万枚、10万枚と
ポスティングして歩いたあの頃を思えば、
これはまさに、奇跡のような人数です。
もし今の時代、
SNSをどれほど駆使したとしても、
コベカツという枠組み以外で、
新たに30名もの方々に
集まっていただこうと思えば、
一体どれほどの労力と、
途方もない時間が必要となることでしょう。
そう考えると、
胸の奥から
熱いものがこみ上げてまいります。
あの経験があったからこそ、
今こうして集まってくださった
お一人お一人との出会いが、
本当に、本当にありがたくてたまりません。
ご縁を結んでくださった皆様、
そしてお天道さまに、
ただただ深く頭(こうべ)を垂れ、
感謝申し上げるばかりです。
何事も、
無駄な経験などありませぬ。
この30人の方々と、
コベカツ以外の
何年も通ってくれるお弟子さん方を
どう伸ばしていくか。
その責任と使命に、
この先も邁進してまいります。
今週もありがとうございました。
良い週末を。
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合氣道琴心館寺崎道場が大切にしているのは、
初心を忘れず、
目の前の人とのご縁に深く感謝しながら、
自ら率先躬行(そっせんきゅうこう)して
周囲の人の心に灯火を灯すあり方を
共に探究していくことです。
日々の生活に活きる氣づきを
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
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ここにあるかもしれません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝