" 満ちてゆく美。小望月と門人たち "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は二十四節氣
大暑【たいしょ】次候
七十二候
第三十五候 土潤溽暑【つちうるおうてむしあつし】
七月二十八日~八月一日ごろ。
熱気を帯びた土が湿り、蒸し暑くなるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 みちて ゆく び。こもちづき と もんじん たち 』
今朝も午前三時に起床して
このブログを執筆しています。
部屋の窓から
ふと、西寄りの夜空を見上げると、
明日の満月を静かに待つ、
丸みを帯びた月が浮かんでいます。
陰暦の十四夜。
満月になる前夜の月を、
古くから
「小望月(こもちづき)」と呼びます。
あと少しで、
完全な円になる。
ほんのわずかに
欠けているその姿。
もちろん、
真ん丸に完成された
満月の美しさは
言うまでもありません。
ですが、
未完成な小望月には、
これから満ちていくという、
未来への豊かな余白があります。
古くから日本の人々は、
そんな「未完成の美しさ」を
深く愛でてきました。
日々の稽古で、
熱心に汗を流す
お弟子さんたちの姿を見ていると、
私は時折、
この「小望月のようだ」と
感じることがあります。
夜空に浮かぶ月のように、
合氣道の技もまた、
美しい円を描くものです。
高段者がおりなす
その完全な円のように、
淀みなく滑らかな動きで
技を極めることは、
まだまだ、難しいかもしれません。
さはさりながら、
不器用ながらも
真摯に道と向き合う姿。
その純粋な心で、
合氣の理(ことわり)を掴もうと
稽古を重ねる、その真っ直ぐな瞳。
完全ではないからこそ、
放つことのできる輝きが
未完成な彼らの姿には、
確かに宿っているのです。
私たちは日常の中で、
つい完璧なものを求めて
焦ってしまうことがあります。
完成されていない今の自分を、
もどかしく思うこともあります。
ですが、
未完成であるということは、
これからさらに成長できる、
無限の可能性を
秘めているということです。
少しばかりの短期間、
目に見える形だけをなぞって
すぐに去ってゆく者とは違い、
時間をかけ、じっくりと
ご自身と向き合い続けるその歩みには、
揺るがない、
確かな重みと深みがあります。
満ちていく途中の
今だけの美しさを、
あなた自身の「小望月」の姿を
確かな誇りとして
胸に抱いて共に歩もう!
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合氣道琴心館寺崎道場は
短期間で学ぶところではございませぬ。
私たちが大切にしているのは
完璧な結果を急ぐのではなく、
未完成な今の自分を慈しみながら、
日々、氣を出し、
成長の過程を道友ともに探究していくことです。
日々の稽古を通じた
自然な氣づきを、
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
焦らずに、
ご自身の歩みを進めるためのヒントが、
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝