2026-05-29 03:14:00

" 合氣道で育む子どもの礼儀。「挨拶ができない」が変わる心と尊重の教え "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小満【しょうまん】次候

 

七十二候

第二十三候  紅花栄【べにばなさかう】

5月26日~30日ごろ。

あたり一面にベニバナが鮮やかな花を咲かせるころ。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 ​​あいきどう で はぐくむ こども の れいぎ。「あいさつ が できない」が かわる こころ と そんちょう の おしえ 』

 

 

 

 

​先週の金曜日、

神戸市西区にある

学園都市カルチャーセンターでのことです。

 

 

​子どもたちの合氣道の指導を

終えたあと、

 

受付の職員の方から

とても温かい

お言葉をいただきました。

 

 

 

「合氣道の子どもたちは皆、氣持ちよく挨拶してくれますね。とても礼儀正しいですね」

 

 

そのように

教えていただき、

 

私はとても

嬉しい氣持ちで

胸がいっぱいになりました。

 

 

 

また

一昨日の水曜日、

 

兵庫キャナルタウン合氣道教室でも

心温まる光景がありました。

 

 

 

​稽古を終えた

子どもたちが、

 

その後に稽古を控えている

大人の方々に、

 

「こんばんは」

「さようなら」と、

 

ハキハキと

ご挨拶をしていたのです。

 

 

 

そもそも

「挨拶」というものには、

 

どのような

意味があるのでしょうか。

 

 

 

 

​一般的には

人と顔を合わせた時や

別れる時などに、

 

相手への

敬意や親愛の氣持ちを

表すためのものとされています。

 

 

 

​お互いに心を開いて

相手の存在を認め、

 

人間関係を

円滑に築いていくための

 

一番基本となる

コミュニケーションツール。

 

 

 

 

​それが「挨拶」の持つ、

大切な社会的な役割なのですね。

 

 

 

ですが、

これがなかなか

 

できない人が

多いのが現実でもあります。

 

 

 

​小さな子どもたち

だけでなく、

 

中学生になっても

挨拶が苦手な子は

けっこういるものです。

 

 

 

 

​以前の私は、

「挨拶は大事なことだから、ちゃんと挨拶しようね」と、

 

ただ単に、そういう

言葉だけで伝えていました。

 

 

 

 

​そう教えている間は

その時はできても

 

次に道場に来た時には、

また誰もろくに挨拶ができない。

 

 

 

それがこれまでの現状でした。

 

 

 

どうしてだろう?

 

 

 

深く考えた時に

「あっ、そうか」と

分かったことがありました。

 

 

 

それは、

子どもたちは

「挨拶」の持つ社会的な役割や、

 

その「本当の意味」

理解していなかったことでした。

 

 

それを誰にも

教えてもらっていなかったからです。

 

 

 

 

​挨拶をする

ということは、

 

「目の前のあなたを私は受け入れています」

「あなたという存在を認めています」

 

という大切なメッセージです。

 

 

 

​ですから、

目の前の人に挨拶をしない

ということは、

 

「あなたを私は受け入れません」

「認めません」

 

ということに

なってしまうのですね。

 

 

 

私は子どもたちに、

そっと問いかけてみました。

 

 

 

「皆、自分がこういうふうに

知らん顔されたら氣持ちいいですか?」

 

すると子どもたちは

「いいえ」と首を横に振ります。

 

 

​「では氣持ちよく挨拶されたほうが嬉しい?」

と聞くと、

「はい」と大きく頷いてくれました。

 

 

「じゃあ道場にいる人には、子どもも大人も関係なしに皆、自分から挨拶しましょうね」

 

 

 

まずは道場から

はじめて、

 

やがて、学校、職場、

日常のあらゆるところで

 

「氣持ちよく自分から挨拶する」ことに

繋がることを願っています。

 

 

 

 

私たち人間は

決して一人では生きていけません。

 

 

​皆で助け合い

助けられながら、

 

社会の中で

協力して生きています。

 

 

 

​どんなに

自己中心的な人でも、

 

自分とは少し合わないなと

感じる人でも、

 

好き嫌いは別問題。

 

人は誰でも

自分と同じ人間なのだと、

その存在を尊重しましょう。

 

 

 

そして、

その存在を

しっかりと認め合いましょう。

 

 

 

​そのように、

繰り返し、繰り返し

教えて

 

子どもたちは

やっと " 心からの挨拶 " 

できるようになりました。

 

 

 

臍下の一点に心をしずめ、

正しいリラックスを心がけて

 

ゆったりとした深い呼吸で

相手と向き合う。

 

 

相手と争わず、

そっと和合していく

 

合氣道の精神は

こうした日々の「挨拶」による

 

関係づくりの基礎にも

息づいているのだと感じますね。

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは

ただ技を極めることではありません。

 

​自分から進んで挨拶をするという

率先躬行の姿勢を通して、

 

相手を尊重し、社会との和を育むこと。

 

 

​そして温かい挨拶の輪を広げ、

周囲の人々の心に

そっと灯火を灯すような生き方を

ともに探究していくことです。

 

 

​日々の生活に活きる自然の理や

稽古を通じた氣づきを

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

良好な対人関係の築き方など、

現代の暮らしに活かすヒントが

ここにあるかもしれません。

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝