" 【指導者育成の深淵】導く者こそ最も深く学んでいる。練成稽古で知る「弟子は我が師匠」 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
立夏【りっか】次候
七十二候
第二十候 蚯蚓出【みみずいずる】
5月10日~14日ごろ。
冬眠していたミミズが土の中から出てくるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 【しどうしゃ いくせい の しんえん】みちびくもの こそ もっとも ふかく まなんでいる。れんせいけいこ で しる「でし は わが ししょう」 』
私が主宰する
合氣道琴心館寺崎道場
春の恒例
指導者育成練成稽古。
この場に集うのは
すでに一般の道場生を導く指導者や、
それを目指す10名の日本女子たちです。
彼女らの技の正確性をさらに高め
より良き指導者へと導くための稽古は、
一般のお弟子さんたちとの稽古とは、
はるかに次元が異なります。
日々、修練を積んだ彼女らの心身は
非常に研ぎ澄まされております。
私が彼女らを導こうとする際、
己の内にほんのわずかでも
我の力みが生じれば、
彼女らの鋭敏な感覚は
瞬時にそれを察知し、
技の軌道は途端に
相手とぶつかってしまうのです。
全身から強い氣を発する
高次元の弟子たちを導くためには
私自身が常に
「正しいリラックス」を体現し、
さらなる深みへと至らねばなりません。
臍下の一点に心を静め、
微動だにせぬ静寂を保つ。
己の未熟な部分や
心のわずかな揺らぎを
熟練の弟子たちの心身が
容赦のない鏡となって、
見事に、そして正確に、
映し出してくれます。
彼女らを導いているようでいて、
実は私自身が己の技と心を
より高い次元へと
引き上げてもらっているのです。
高みを目指して
真剣なまなざしで稽古に励む弟子は、
私にとっての
「尊い師匠」でもあるのです。
この深い和合の理合いは
組織の中で優れた人材や、
次世代のリーダーを導く際にも
通じるものではないでしょうか。
指導者もお弟子さんも
互いを高め合う尊い存在です。
相手の持てる力を
自然な形で最大限にまで
引き出していくこと。
その働きかけこそが、
自分自身を
より深く進歩向上させることに
繋がるのでありまする。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
一方的に技や知識を教えることではありません。
師と弟子が
互いを映す鏡となりながら、
果てしなき「心と身体の落ち着き」を
共に探究していくことです。
上に立つ者こそが
自らの生き方をもって、
「率先躬行」の道を歩むこと。
その揺るぎない一挙手一投足が
やがて社会を照らし、
「周囲の人の心に灯火を灯す」という
真の喜びに繋がっていくと信じております。
稽古を通じた深い氣づきや
自然のことわりなど
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
より健やかな生き方、
次代のリーダーを導くためのヒントが、
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝