2026-04-01 03:28:00

" 限りある時間の中で 〜春の雨宿りでの氣づき〜 "

​今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

春分【しゅんぶん】次候

 

七十二候

第十二候 雷乃発声 【かみなりすなわちこえをはっす】

3月30日~4月3日ごろ。

恵みの雨を呼ぶ春雷が、遠くで鳴り始める季節です。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 "

『 かぎりある じかん の なかで  〜はる の あまやどり での きづき〜 』

 

 

​

 

先日、外出先で

急な激しい雨に見舞われました。

 

出かける前には

入念に天気予報を確認しており、

 

傘の出番はないと

思っていたのですが、

天候は急変。

 

 

 

 

春はよく雨が降ると

言われますが、

 

こうした突然の変化も、

この時期ならではの

天地大自然の営みの一つですね。 ​

 

 

 

 

さはさりながら、

土砂降りの雨に打たれるのは

決して心地よいものではありません。

 

 

 

急ぎ足で横断歩道を渡り、

目に入ったコーヒーショップで

雨が上がるのを待つことにしました。

 

 

 

​外の景色が見える

カウンター席に腰を下ろし、

 

ブレンドコーヒーと

バームクーヘンで

一息ついていた時のことです。

 

 

 

 

ふと、

向かいのビルにある

遊技場の広告が目に留まりました。 ​

 

「30分くらいの時間つぶしに最適!?」 ​

 

 

その言葉を見た瞬間、

心の中に

一つの問いが浮かびました。

 

 

 

この限りある

一度きりの人生に、

 

果たして

「時間つぶし」

などというものが

存在するのだろうか、と。

 

 

 

 

 

 

人生100年時代と言われる

現代ですが、

 

遥か大宇宙の営み

悠久の時の流れから見れば、

 

人間の一生など

ほんの一瞬に過ぎません。

 

​

 

 

私はこの素晴らしい

合氣道と縁あって出会い、

 

不肖ながらも

現在では150人近い

お弟子さんに恵まれました。

 

 

 

 

日々、

道場で一人ひとりのお弟子さんと

向き合う中で、

 

私の内にある

すべての熱量と魂を、

 

惜しみなく

彼ら、彼女らに

手渡したいと強く念じています。

 

 

 

 

指先から放たれる「氣」、

口にする「言霊」、

 

そして技の理合から

一挙手一投足に至るまで。

 

 

 

 

私の命の時間を削ってでも、

それが彼らの血肉となるのなら、

 

持てるものの

一切合切を注ぎ尽くしたいのです。

 

 

 

 

​そんな折、

ふと頭をよぎることがあります。

 

 

 

 

「一体、自分はいつまで

この足でしっかりと立ち、

目の前のお弟子さんたちに

直接指導していくことができるのだろうか」と。

 

 

 

​

 

 

修練を重ねるにつれ、

心は年々強く研ぎ澄まされ、

 

氣の出し方も

力強さを増していきます。

 

 

 

しかし一方で、

身体が年々衰えに向かうこともまた、

逃れられない自然の理 (ことわり) です。

 

 

 

 

 

だからこそ、

一日の終わりに床に就く時、

 

必ず自分自身に

厳しく問いかけます。

 

 

 

​「今日は死に物狂いで、

己のすべてを出し尽くしたか?」

 

 

「まだまだ、彼らのために

手渡せるものがあったのではないか!」 ​

 

 

 

 

 

「死」とは、

決して人生の

虚しい終着点などではありません。

 

 

 

 

自らの役割を全うし、

育て上げた

お弟子さんたちを通して、

 

次代へと

命のバトンを繋いでいくための

尊い節目です。

 

 

 

 

 

一日一日、

天地へと還る

 

その日に向かって

自らの命を

 

燃やし尽くしているのだという

現実と真剣に向き合えば、

 

 

 

私には

持て余すような

余分な時間など一切ないのです。 ​

 

 

 

 

 

雨宿りの

わずかな時間も、

 

決して

「時間つぶし」などではなく、

 

 

己の在り方を見つめ直し、

次なる稽古へと

思いを馳せる

 

大切なひとときなのだと、

コーヒーの香りとともに

深く噛み締めました。

 

 

 

 

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​合氣道琴心館寺崎道場が

大切にしているのは、

ただ技を極めることではありません。

 

与えられた限りある時間の中で、

天地大自然と響き合う

「心身のあり方」を養い、

 

「自他の命を輝かせ、次代へとより良い世の中を手渡していく道」を

皆様とともに歩み続けることです。

 

 

 

自然の理(ことわり)や

日々の稽古を通じた氣づきを、

 

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

より健やかな生き方、

良好な対人関係の築き方など

 

現代の暮らしに活かすヒントが、

ここにあるかもしれません。

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝