" 宇宙の真理。「行き詰まり」は幻想、人生は停滞しない "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
今週もよろしくお願いします。
本日は、二十四節氣
立冬【りっとう】末候
七十二候
第五十七候 金盞香(きんせんかさく)
11月17日~21日ごろ。
寒い冬の訪れとともに、可憐で香りの良い水仙が咲き始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 うちゅう の しんり。 「いきづまり」は げんそう、じんせい は ていたい しない 』
「どうにも進まない」
「袋小路に入った」
「もう手詰まりだ」
私たちは人生の中で、
時として
友人から、知人から、
あるいは自分自身の内側から、
「行き詰まり」という言葉を
聞くことがあります。
しかし、
本当に私たちの世界は、
そして私たちの人生は
「行き詰まる」ことができるのでしょうか?
私たちが生きる
この大宇宙の営みを考えてみましょう。
" 宇宙の真理は「停滞しない」という動かしがたい事実 "
私たちが暮らす
この地球は、
私たちが寝ている間も、
悩んでいる間も、
決して
立ち止まることはありません。
地球は毎日、自転し続けています。
地球は太陽の周りを公転し続けています。
この壮大な宇宙の営み、
大自然の法則は、
絶えず動き、変化し、
進化し続けることで成り立っています。
宇宙に「停滞」という状態は存在しません。
そして、
私たち人間は、
この「決して止まらない」
宇宙の中で、
生かされている存在です。
私たちは、
毎日歳を取り、
細胞が入れ替わり、
考え方が変わり、
経験を積み重ねています。
物理的にも精神的にも、
私たちは一瞬たりとも
「昨日と同じ自分」でいることはできません。
人間は毎日、
過去に向かって
進んでいるのではなく、
未来に
向かって変化しています。
この事実を前に、
「行き詰まる」という考えは、
宇宙の真理に照らして
絶対にあり得ないと
言えるのではないでしょうか。
もし
「行き詰まった」と
感じる瞬間があるとしたら、
それは
外部の事実ではなく、
自分の内側で生まれている「幻想」です。
それは、
特定の目標に対する「期待」と、
現在の状況との間に生じた「ズレ」を、
自分の心が
勝手に「停滞」と解釈しているに過ぎません。
私たちは今も呼吸をし、
心臓を動かし、思考しています。
これは最大の「動き」です。
物理的な大きな変化がなくとも、
内側では必ず何かが動いています。
行き詰まりとは、
たとえば、
地図のゴールにたどり着くための
「道」が見えなくなった状態です。
または、
進む方向が間違っているかもしれません。
地図(目標や計画)自体が
現状に合っていないかもしれません。
そこで、
立ち止まるのではなく、
「進む方向」を見直す時なのかもしれません。
少し横に動いたり、
別のルートを探したり、
「動きのベクトル」を変える
ことも、
停滞を破る一つの方法です。
"「小さな変化」を成長と定義する "
昨日の自分より、
ほんの少しだけ知識が増えた、
感情をコントロールできた、
新しい場所に足を踏み入れた。
どんなに小さな変化でも、
それは「前進」であり、「成長」です。
常に動き続ける
大宇宙の法則に倣(なら)い、
「大きな成果」ではなく
「小さな変化」を
積み重ねることを意識しましょう。
私たちは、
常に変化し続ける大宇宙の一部です。
人生は、絶対に停滞しません。
さあ、
今日も一歩、
新たな方向へと動き出しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝