2025-11-07 03:55:00

" 一つの技に一つの魂、一つの言葉に一つの魂 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立冬【りっとう】初候

 

七十二候

第五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)

11月7日~11日頃。

山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『  ひとつ の わざ に ひとつ の たましい。ひとつ のことば に ひとつ の たましい。 』

 

 

 

 

​本日から「立冬」です。

暦の上では、いよいよ冬の始まりとなりますね。

 

 

朝の空氣が

一段と冷たく感じられるようになり、

 

日の出の時刻も

日に日に遅くなっているのを実感します。

 

 

本日11月7日

今朝の神戸の日の出も

6時25分と、

 

太陽が

顔を出すのが遅くなりました。

 

 

 

​本格的な

寒さはこれからですが、

 

木枯らしが吹き、

冬の足音が

聞こえてくるようなこの時期。

 

 

体調には

十分、氣をつけて過ごしましょう。

 

 

 

さて、

私事ですが、

 

氣がつけば

今年で63歳を迎えました。

 

 

長いようであっという間、

 

この年齢になると、

身近な大切な人たちとの

 

永遠の別れを

経験する機会が増えてきます。

 

 

 

​そうした現実を前に、

ふと胸をよぎるのは、

 

「私もいつ死ぬかもしれない」

という、命の有限性です。

 

 

​人生は本当に

長いマラソンのようですが、

 

振り返ると

一瞬の夢のよう。

 

 

「まだ時間がある」と

油断していた日々こそ、

 

二度と戻らない

尊い時間だったのだと痛感します。

 

 

 

この一瞬一瞬は、

まさしく二度と戻ってこない、

たった一度きりの「ご縁」なのです。

 

 

 

だからこそ、

残された時間をどう生きるか。

 

 

 

僭越ではありますが、

不肖私は、

 

合氣道を通じて

この自らの問いに答えるなら、

 

 

「一つの技に、一つの魂」

「一つの言葉に、一つの魂」

 

という言葉です。

 

 

 

​投げ技一つ、

受け身一つ、

手刀一つ、

 

その瞬間に

そこに全神経を集中させる。

 

 

 

​お弟子さんにかける

 

激励の言葉一つ、

指導の言葉一つに、

 

真剣な思いと魂から語りかける。

 

 

 

これは何も

特別なことではありません。

 

 

この「今、ここ」の集中は、

人生のあらゆる瞬間に活きる心構えです。

 

 

 

家族と食卓を囲む時、

目の前の料理と会話に一心になる。

 

 

​友人とお茶を飲む時、

その人の話に一心に耳を傾ける。

 

 

 

 

「いつか」のために

取っておいた時間など、どこにもありません。

 

 

 

 

私たちの人生は、

ただ「今、ここ」という連続でできています。

 

 

 

​一呼吸、

一歩、

一つの挨拶。

 

 

 

それらが

二度とない

一瞬の結晶です。

 

 

 

 

今日という

尊い一日に感謝し、

 

本日もまた、

真摯にお弟子さんの前に立ちたい。

 

 

 

 

 

このブログを書きながら、

窓の外に目をやると、

 

 

暁の空はまだ深く、

心静かに夜明けを待っています。

 

 

この闇の中にこそ、

新たな一日の尊い始まりがあるのだと感じます。

 

 

 

​皆さまにとっても、

感謝と実り多き一日となりますように。

 

 

素晴らしい週末をお過ごしください。

 

 

今週もありがとうございました。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝