" 静寂の中で自分と向き合う。桜の京都 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣 春分・末候
七十二候
雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす
第十二候
「春分」は、次候から末候へと移りました。
「雷乃発声」は春分末候にあたり、
3月30日~4月3日ごろに相当します。
意味は、春の雷が鳴り始める頃とされています。
今日のお題
『せいじゃく の なか で じぶん と むき あう。さくら の きょうと』
喧騒を離れて、
静寂の中で自分と向き合う。
桜の京都、知恩院での思索。
先週末は京都にて
二日間の指導者育成錬成稽古を行いました。
稽古の合間には、
お弟子さんたちの希望で、
桜と神社仏閣巡りをすることに。
しかし、
週末と桜の季節が重なり、
京都は国内外からの
観光客で大変賑わっていました。
正直なところ、
私はインバウンド客の
人混みに少し疲れてしまい、
「旅をするなら、もっと静かな場所に行きたい」と感じました。
すれ違う人の会話が日本語だとホッとする。
ここはどこ?
閑話休題、
稽古を終えた私たちは、
祇園の夜桜で有名な円山公園へ。
見事な枝垂れ桜を堪能した後、
隣接する知恩院へも足を運びました。
そこでは、
桜のライトアップと共に、
お坊さんのお話を聞いたり、
木魚の体験ができるとのことでした。
私の実家は
浄土真宗本願寺派であり、
年に数回、
西本願寺へ参拝して
お坊さんのお話を聞く機会があります。
ここ知恩院は
浄土宗なので、
浄土真宗とは少し教えが異なります。
しかし、
お坊さんのお話を聞いていると、
いつか必ず訪れる
「死」について、
改めて考えさせられました。
最近、
私は自分の「死」について
よく考えるようになりました。
それは、
「怖い」とか「悲しい」といった
感情ではなく、
むしろ「楽しみ」に近い感覚です。
「死」について深く考えることは、
今を「どう生きる」かを
考えることにも繋がると思うのです。
このことについては、
また別の機会に
詳しくお話したいと思います。
今回の京都での出稽古は、
お弟子さんの成長と
桜の美しさと共に、
自分自身の内面と
向き合う貴重な時間となりました。
喧騒を離れ、
静寂の中で
自分自身と向き合うことの大切さを、
改めて感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝