2024-12-18 04:59:00

" 就寝は人間の領域ではない "

今朝も目覚めることができた、

ありがとう。

 

 

本日は、

二十四節気 

大雪 (たいせつ) 末候

 

七十二候 

鱖魚群(さけのうおむらがる)

七十二候の第六十三候で、

鮭が産卵のために群れをなして川を上っていく頃です。

 

 

 

本日のお題。

 

 

『しゅうしん は にんげん の りょういき では ない』

 

 

 

人は生きている間、

いくら自分が

明るく正しく

生きていようとしても、

 

日常の荒波は、

どうしたって

防ぐことが出来ない。

 

 

それが人生だ。

 

 

 

けれども、

就寝時は

一切、昼間の出来事と

心を関係付けない努力をする。

 

 

どんな辛い、悲しい、

腹の立つことが

あったとしても、

 

それがまるで

他人事であるかのように

放っておく。

 

 

それをどうしても

考えずにいられないなら、

明日の朝、

起きてから

考えるようにすることだ。

 

 

寝ることと

考えることを

同時にしたら、

眠れなくなる。

 

 

 

人間は一度に

二つのことを

考えも出来なければ、

おこなうことも出来ない。

 

 

立つことと座ることを、

同時に出来ない。

 

外へ出かける時に

行きと帰りを

同時にすることは出来ない。

 

 

人間は一度に、

たった一つのことしか

出来ないのだ。

 

 

 

寝るなら寝る。

 

 

就寝というのは、

眠るために布団に入るはず。

 

考えるために

布団に入るのではない。

 

 

就寝に考えごとは無用だ。

 

 

一日のうちに

消耗した氣は

" ぐっすり眠る "

ことによってまた蘇る。

 

 

天地大自然から

疲れた心身に

蘇る力を与えてもらえる。

 

 

 

その天地の力を

受けようとする前に、

 

恨んだり、妬んだり、

泣いたりすることは

してはいけない。

 

 

 

就寝とは

人間がどうこうする

領域ではなく、

 

天地大自然の領域だ。

 

 

 

例えば、

車で言うなら

汚れたエンジンオイルの交換や、

消耗したバッテリーの充電、

 

明日一日を

十分に走れるだけの

燃料の給油などを

天地大自然がしてくれている。

 

 

その修繕が

不十分であれば、

事故や故障に

つながることは

当たり前なのだ。

 

 

 

それを私達人間に

置き換えてみると、

よく分かるはず。

 

 

天地大自然は

誰にでも

分け隔てなく、公平に

私達の心身の修繕を

就寝の間にしてくれる。

 

 

それを

ありがたく感謝して、

素直に受けよう。

 

 

それを

受け入れるための準備は

自分でしなければいけない。

 

 

それが私達人間がする領域だ。

 

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

道場長 拝