" 人間だなんて思っちゃいけない "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
『にんげん だ なんて おもっちゃ いけない』
「十万人が愛した言葉」
という著書の中に、
通算756本の
ホームラン世界記録を作った、
王貞治さんの
生き方の流儀に
こんな言葉があった。
「十万人が愛した言葉」
監修 藤尾秀昭
致知出版社
令和元年
p49
" 基本的にプロというのは、
ミスをしてはいけないんですよ。
プロは自分のことを、
人間だなんて
思っちゃいけないんです。
百回やっても、千回やっても
絶対俺はちゃんとできる、
という強い気持ちを
持って臨んで、
初めてプロと言えるんです "
最初にこの言葉を
その著書で読んた時、
「さすが王さん、すごいなー」
未熟者の私は
そんな印象しかなかった。
全くと言っていい程、
深く心には入ってこなかった。
だって、
自分はどう考えても
人間だから、
" プロは人間だなんて
思っちゃいけない、"
そう言われても
やっぱり人間だし。
僭越ながら、
不肖私も
合氣道師範であり、
その道の専門家ですから、
私もプロなのです。
" すごいなー " とは思うが、
私は人間だから
この言葉は深く入らなかった。
それともう一点、
" ミスをしてはいけない "
人間は成功からは
多くは学べない。
むしろ、
失敗から学ぶもの。
失敗こそ貴重な経験なのだから。
全く腑に落ちなかった。
でもね、
それも含めてね、
最近になって、
この全文が心に深く
入ってくるようになった。
自分に残された人生は
自分のためではなく、
人のために生きよう。
地域に、社会に、
世の中に役立つような
生き方をしよう。
毎日、毎日、
そう思って
重荷を自ら背負う生き方。
それを楽しく喜んで
引き受ける生き方。
他人にいいように
使われる生き方。
自分を安売りする生き方。
それを日々
実践していく中で、
" 自分のことを人間だなんて思っちゃいけない "
確かに
そう思うようになってきたのだ。
私もその道のプロだから、
自然とそう思って
生きるようになってきた。
また、
そう思わないとやれない。
僭越過ぎる言い方ですが、
改めて、
" 王さん、さすがや "
ほんとそう!
その言葉通り!
人のため、
世の中のため、
そこにミスはあってはならない。
自分は人間だし、
ミスもするよ。
そう思っている間は
" 人のため、世のため '
それは口だけなんだな。
やっと腑に落ちた。
また一つ、
成長できました。
良い言葉に
巡り会えました。
王貞治さん、
ありがとうございました。
このご縁こそ、
天地大自然の配剤で
ありまする。
最近までお読みいただき、
ありがとうございました。
道場長 拝