2024-11-01 04:44:00

" 相手が先で自分が後 "

今朝も目覚めることができた、

ありがとう。

 

 

『あいて が さき で じぶん が あと』

 

 

我が家では以前、

ベランダでたくさんの

改良メダカを飼っていた。

 

 

春から夏の

産卵シーズンは

世話するのに忙しい。

 

 

たくさんの

針子と呼ばれる

稚魚が生まれる。

 

 

その稚魚を大切に育て、

 

体型、美しさの優れた

成魚を選別して

翌年の種親に育てる。

 

 

そのため、

たくさんの稚魚を

育てることになる。

 

 

その稚魚達の餌は

ゾウリムシだ。

 

それにPSB ( 光合成細菌 )

という赤い水が必需品だ。

 

このゾウリムシとPSBは

簡単に培養できるから、

 

ベランダには

多くのメダカ容器と

培養のペットボトルが並ぶ。

 

 

その培養ペットボトルは

蓋を開けると悪臭が漂う。

 

不注意でこぼしたりすれば、

ご近所迷惑にも

なるほどの悪臭だ。

 

触りたくない。

でも、

触らなければならないから、

手に付着する。

 

少々洗っても臭いは取れない。

 

家族からは

「もうやめて」と

何度も懇願される、

 

しかし、

先方 ( 稚魚 ) が

好きなものであるから、

 

手が臭くなっても

稚魚に与える。

 

稚魚が喜ぶからである。

 

まず、相手方の好きに合わせる。

 

その結果として、

後から飼い主の

喜びや楽しみが生まれる。

 

それが改良メダカ飼育の

条件であり過程であった。

 

そのメダカの世話に

翻弄されつつも、

 

人としての生き方も社会も

これと全く同じであると

氣がついた。

 

 

相手が喜ぶものは何か。

 

あの人が好むものは

どんなものなのか。

 

それを考え工夫する。

 

まず、相手を喜ばす。

 

自分のことは、

横において後まわしだ。

 

その後に自分の喜びや

楽しさが生まれてくる。

 

 

但し、

素直に喜べない人や

傲慢、わがまま、氣がね、

ふてぶてしい態度の人には

あてはまらないかもしれない。

 

そのような人は

元々、相手にする必要もない。

 

 

天地大自然が

メダカの姿に変わって、

 

私に教えてくれた

貴重な学びであった。

 

天地大自然の尊い道理だ。

 

天地の道理は

合氣道にもあてはまる。

 

まずは、

相手の氣を尊ぶ。

相手の立場に立つ。

そして、相手を導く。

 

 

どんな事柄でも

天地大自然の中で

おこることには

天地大自然の道理に

則った生き方をしなければ、

事はうまく運ばないのだ。

 

 

我が家のベランダに

たくさんいたメダカ達、

 

その子たちにも

感謝しなければなるまい。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

道場長 拝