2024-09-26 04:30:00

" 行くに径に由らず "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

『いく に こみち に よらず』

 

 

指導者育成稽古を終え、

8月の東京出張

全ての稽古を終了した。

 

 

東京駅まで

お弟子さんが車で

送ってくれることになった。

 

都心での移動は

電車が便利でスムーズだが、

 

4人のお弟子さん方が

見送ってくれるというので、

ありがたく

車に乗せてもらった。

 

けっこう道が渋滞している。

 

それでも

空いている方だと、

お弟子さんは言う。

 

乗車する新幹線の

時刻までには、

まだまだ余裕があるので、

安心して都心の街並みを

眺めていた。

 

助手席のお弟子さんが

「けっこう混んでるね、抜け道ないの」

 

運転しているお弟子さんが

「うん、結局ね、このまま走ったほうが良いんだよ」

 

そういう会話を

聞きながら、

「なるほどな」と思った。

 

 

抜け道はあるにはあるが、

結局、到着時間に

それほどの差はない。

 

ましてや、

抜け道は細く、

走りにくく、危険も多い。

 

動かないほどの

大渋滞なら

話は別だが、

 

この5車線の大通りを

走行するのが、

正解ということだ。

 

多少、

混んでいるように

見えても、

実は大した

渋滞ではないのだ。

 

 

『 行くに径に由らず (いくにこみちによらず) 』

という論語がある。

 

 

道を行くときは

少しばかり、

遠回りをしても

大きな道を

行きなさい、

という戒めの言葉だ。

 

 

『大道を行け』ということだ。

 

 

人生、生き方、

何事においても、

これと同様に、

 

人に隠れて

陰でコソコソと

裏道など行くのは

良くない。

 

一時的に

利益を手にして、

成功したかのように

思うことも

あるかもしれないが、

 

所詮は、

裏道、抜け道でしかない。

 

 

何事も、

堂々と大道を

歩きたいものだ。

 

天地の大道の

ど真ん中を

大手を振って、

 

この先も

歩まねばなりませぬ。

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

道場長 拝