" 結ぶ縁と結ばれない縁 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
『むすぶ えん と むすばれ ない えん』
太陽は天空遥かにある。
地上には
草も木も川も海も
そこで育つ
生きとし生けるもの
全ての生命がある。
太陽と
全ての生命の
間にあるもの、
それを
つなぐ役割りを
果たすもの、
それが太陽の光だ。
つまりパイプ役になるのだ。
その太陽の光が
あるから
全ての生命が生かされる。
私達、人間の身体で
例えるなら、
足に肉離れを起こし、
筋肉が断裂したり、
神経が断裂すると
たちまち、
足はブラブラになり
歩くことすら
できなくなる。
何の役にも立たなくなる。
筋肉が再生するまで、
神経がつながるまで、
一時的に
その患部とは
縁が遮断されるのだ。
海に行けば
寄せては返す
波の音を聞け、
癒やされるが、
山に行けば
波の音は聞こえない。
サーフィン旅で
奄美大島に行った時、
1月というのに
セミが鳴いていた。
とても驚いた。
宿泊先のペンションの
オーナーに尋ねる、
「まさか…これってセミの鳴き声ですか」
「そうだよ。内地では鳴かないの」と返答された。
1月でも奄美大島では
セミの鳴き声が聞けるが、
本土にいては聞こえない。
波の音と
それを聞く人、
セミの鳴き声と
それを聞く人、
音声、音響、
響き、サウンド、
その両者の間には
音波が縁を結んでいる。
当然、
距離が離れていては
その音波は届かないのだ。
合氣道の組み技も
全く同様だ。
相手との
適切な距離がある。
離れすぎては
相手を投げることが
できなくなるのだ。
相手と自分の
間に存在する縁。
「 結びの縁 」
この世は全て
この結びの縁で
つながっているのでは
ないだろうか。
生命にしても
雄、雌、
男性と女性。
この両者があるから、
過去も、現代も
未来もある。
そのつなぎ役である
縁を大切にする。
そのためには
自分から相手に
寄っていかねばならない。
相手から寄ってくるのを
待っていたのでは、
永遠に
縁は結ばれない。
その結ばれない
縁の原因が、
頑固であり、
私利私欲であり、
わがままであり、
傲慢であり、
四角い心の持ち主だ。
素直な
丸い心の持ち主は、
いつも縁に恵まれて
幸運も寄ってくるが、
これらと
縁を切ったものには
幸運は逃げていく。
これが幸せとも
縁を切ることに
なるのではないかな…
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
道場長 拝