2024-08-23 04:18:00

" サザエさんと少年野球の審判 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

 

『サザエさん と しょうねんやきゅう の しんぱん』

 

 

 

東京で

できれば

立ち寄りたくない場所が、

銀座とお台場だ。

 

 

特に夏は暑さと

異常なまでの人混みだ。

 

しかし、

その立ち寄りたくない

お台場に行かなくては

ならないことになった。

 

 

それはさておき、

 

フジテレビ本社屋25階の

球体展望室 "はちたま" では、

 

2024年10月に

アニメの放送開始

55周年を迎える

『サザエさん』の

 

「みんなのサザエさん展」

が開催されていた。

 

 

実際のアニメに

アフレコができる

「あさひが丘録音スタジオ」や、

 

おなじみの茶の間や

縁側が再現された

フォトスポット

「磯野家 茶の間」など、

 

『サザエさん』を

さまざまな角度から

体験できる

ブースがあった。

 

 

サザエさんといえば

日曜日の

18:30から30分間の放送だ。

 

 

放送開始の55年前

私が7歳の時だ。

 

 

放送開始から

見ていたかどうかは

覚えてないが、

 

とにかく私は

子どもの頃、

サザエさんをよく見ていた。

 

 

話は

私の少年時代に

遡ります。

 

 

日曜日の夕方、

サザエさんを見るのは

とても楽しくて、

 

見ている間は

没頭しているのですが、

 

見終わった後に、

ドッと心が暗くなるのです。

 

 

「ああ〜また明日から学校やん。明日も休みやったらええのに」

 

 

少年時代に

「サザエさん見終わったら、明日学校行かなあかんやんって思えへん?」って

よく友達に言っていました。

 

 

すると友達も

「ああ、分かるわ、ほんま嫌になるよな」

 

 

本当に

サザエさんには

申し訳ない

ことなのですが…

 

 

 

話は変わって、

 

 

少年野球です。

 

当時の少年野球は

小学5年生から

入部できるのですが、

 

私が住んでいた

ご近所の監督さんで、

 

その監督さんとは、

ご近所の顔見知り

だったこともあり、

 

4年生から

入部させてもらいました。

 

 

当時も

夏は暑かったのですが、

 

暑いといっても、

せいぜい30度位です。

 

朝夕などは

涼しかったものです。

 

今では

最高気温37度とかに

なりますので、

 

30度なら

涼しく感じられますよね。

 

 

それでも当時も

真夏の炎天下で

試合をします。

 

 

整列して

相手チームと審判に

礼をする際、

 

その審判の方から、

毎回このような

注意がありました。

 

 

それは

「暑いからね、守備と攻撃の交代はスピーディーにね」

 

 

今でも

その審判の顔まで

覚えています。

 

いつも

その審判の方が

試合には、おられました。

 

 

当時の私は

野球少年でした。

 

野球は楽しかった、

 

でも試合は

楽しくなかったのです。

 

 

なぜ試合を

しなければいけないのか?

 

 

試合をするたびに

打てなかったら

打順を下げられ、

 

エラーをしたら

仲間から監督からも

怒られ、

 

試合というものに

楽しさは

全く無かったのです。

 

 

スポーツ、競技は

勝ち負けがあるから、

 

その試合によって

それが決まる。

 

少年時代の私は

それが分からなかったのです。

 

 

もし、

その当時、

 

監督さんなり、両親なり、

周りの大人なり、

学校の先生が

 

「試合をすることによって自分の練習の足りなさが良く理解できるのですよ」

 

普段の練習が試合に出る。

 

試合の最初と最後の礼は

相手チームと審判に

 

「あなたのお陰で試合をさせていただきました。ありがとうございましたと感謝をするためなんだ」

 

 

そう教えてくれていたら、

 

試合の意味を

子どもながらに、

理解できたと思います。

 

 

「サザエさんが終わったら、明日は学校だね。よかったね、また〇〇くんにも会えるし、楽しい一週間が始まるね」

 

そう両親が

教えてくれていれば、

 

サザエさんを

見終わっても

暗い氣持ちに

ならなかったかもしれない。

 

 

今になればそう思います。

 

 

子どもの脳は

柔らかく、

 

良いことも

悪いことも吸収します。

 

それが

やがて潜在意識に

深く入り込みます。

 

 

親は

もちろんのこと、

 

学校の先生、

周りの大人、

習い事の先生にしても

 

子どもに対する

言葉のかけようには

充分注意を

払わなくてはならない。

 

 

大人の何氣ない一言が

 

良いも悪いも

関係なく、

 

子どもの潜在意識に

影響を及ぼします。

 

 

今でも

夏になれば

思い出します。

 

 

「暑いからね、交代はスピーディーにね」

 

 

子どもの頃に

深く経験したことは、

大人になっても忘れない。

 

 

親は子どもに対して、

 

いついかなる時も、

どのような状況にあっても、

 

プラスの言葉を

かけなければいけない。

 

 

人混みの中の

フジテレビ " はちたま " で

サザエさん展を見て、

 

ふとそう思った。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

道場長 拝