2024-08-13 14:05:00

" 天地大自然の配剤 "

今朝も目覚めることができた。

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

『てんちだいしぜん の はいざい』

 

 

 

 

 

午前の集中稽古を終え、

 

慶應義塾大学

 

三田キャンパスの

 

「山食」へと向かった。

 

 

 

 

 

三田伝統の味、

 

山食カレーで有名な

 

学食「山食」だ。

 

 

 

その午前の稽古に参加した

 

お弟子さんの一人が

 

慶應のOGであったことから、

 

ランチを食べに

 

港区三田へと向かった。

 

 

 

 

 

慶應義塾では

 

慶應義塾大学の卒業生を

 

「塾員」と呼んでいる。

 

 

 

そして、

 

塾員、塾生、教職員、

 

塾生の保護者の方々を

 

「義塾社中」と呼ぶらしい。

 

 

 

社中とは、

 

コーポレーションのことを

 

さしたもので、

 

義塾はいかにも

 

私学であるが、

 

決して

 

個人の私有物ではなく、

 

義塾社中の

 

共有のものであり、

 

公共のためにこそ

 

つくすべきだ

 

という考えが

 

明治元年に示されたそうだ。

 

 

 

 

 

私は塾員ではないが、

 

家族が塾生であることから

 

義塾社中となるのだろうか。

 

 

 

 

 

そういう意味では

 

私にとっても

 

少なからず

 

縁のある場所と言える。

 

 

 

 

 

横浜市港北区にある

 

慶應日吉キャンパスには

 

訪れたことがあるが、

 

 

 

三田キャンパスに来たのは

 

今回が初めてだ。

 

 

 

 

 

その山食も

 

学食であるから、

 

とにかく安い。

 

 

 

人氣の山食カレーは

 

390円で食べられる。

 

その他、

 

山カツ定食550円や

 

麻婆丼500円、

 

ビーフシチュー550円、

 

ハンバーグ定食460円など。

 

さらに、

 

たまごサラダ150円、

 

そのたまごサラダに

 

200円プラスで、

 

カップに山食カレーが

 

たっぷり入った

 

カップカレーと

 

味噌汁とご飯がつく

 

ヘルシーセットや、

 

甘〜いパイナップル120円

 

などもメニューにあるのだ。

 

 

 

全てのメニューを

 

制覇したいが、

 

 

 

私は当然、

 

山食カレーだ。

 

 

 

山食カツカレーの

 

食券590円を購入し、

 

受け取りカウンターで

 

50円足して、

 

大盛りにした。

 

 

 

皿からカレールーが

 

溢れるから

 

当然、統一体で持ち、

 

席まで運ばねばいけない。

 

 

 

 

 

食べるときも、

 

何するときも

 

24時間稽古だ。

 

 

 

 

 

塾員のお弟子さんは

 

「懐かしい〜」と

 

終始笑顔で

 

塾生時代の思い出を

 

語ってくれた。

 

 

 

 

 

夏休み期間とあって、

 

程よく空いていた

 

学食「山食」であったが、

 

 

 

コロナ禍により

 

一時は経営が

 

困難になったそうだ。

 

 

 

 

 

今年で

 

創業87年になるのかな、

 

 

 

 

 

昭和12年(1937年)に

 

三田の山に誕生し、

 

第二次世界大戦も

 

経験した「山食」だが、

 

 

 

コロナ禍の

 

影響を受けて

 

売り上げは

 

80%減の状況だったそうだ。

 

 

 

 

 

コロナ禍により

 

オンライン授業が

 

主流になり、

 

キャンパスに塾生が

 

少なくなったことなどが

 

原因らしい。

 

 

 

 

 

当時、

 

山食の歴史と伝統

 

「これまでの83年間が、途絶えてしまうのは寂しい」との思いから、

 

 

 

三代目山食代表の

 

谷村忠雄さんが

 

山食を存続させるために

 

クラウドファンディングを募った。

 

 

 

4,109人の支援により

 

43,232,000円の

 

資金援助があり、

 

 

 

この最大の危機を

 

乗り越えたそうだ。

 

 

 

 

 

これだけ

 

安くて美味しい

 

「山食」であるから、

 

 

 

私など、もし

 

東京都港区三田周辺に

 

暮らしていたら

 

毎日でも通いたい食堂だ。

 

 

 

 

 

ここでも例外なく

 

天地大自然の配剤が

 

行われているとしか

 

私は思えないのだ。

 

 

 

 

 

ラグビー部、

 

アメリカンフットボール部などの

 

体育会の夏期合宿には

 

部員の食事を

 

支えるために

 

 

 

谷村さん自ら

 

山中湖の山荘に出張し、

 

 

 

49年間にわたり

 

合宿の食事の

 

お世話をされたと聞く。

 

 

 

 

 

また、

 

山食は「歴史と伝統」を

 

守りながら

 

 

 

塾生にとって

 

「第二の家庭」でありたい、

 

 

 

そして大盛でも、超大盛でも、

 

野菜増しでも、

 

メニューに無いものでも、

 

塾生のわがままに

 

できる限り

 

応えていきたいという、

 

 

 

谷村さんの

 

強い念が

 

天地大自然に感應し、

 

 

 

天地大自然が

 

味方をしてくれたのでは

 

ないだろうか。

 

 

 

 

 

僭越ながら

 

私はそう思う。

 

 

 

世のため、人のために。

 

 

 

それは

 

天地大自然が

 

最も好むこと

 

なのでは

 

ないだろうか。

 

 

 

山食カレーを

 

いただきながら、

 

そう強く

 

実感したのでありまする。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

 

ありがとうございました。

 

 

 

道場長 拝