2024-07-24 04:32:00

" この世はさまざま "

今朝も目覚めることができた。

 

ありがとう。

 

 

 

『この よ は さまざま』

 

 

 

もう20年も前から

 

ベランダで

 

メダカを飼っている。

 

 

 

子どもが

 

まだ4、5歳だった頃に

 

夏祭りでメダカ掬いを

 

したことがきっかけだ。

 

 

 

そのメダカも

 

オス一匹になった。

 

 

 

このオスが

 

寿命を全うしたら、

 

メダカの飼育を

 

辞めることにした。

 

 

 

十分に

 

世話ができなくなったからだ。

 

 

 

 

 

コロナ禍で

 

空前のメダカブームとなった。

 

 

 

 

 

我が家の

 

ベランダメダカ達も

 

当時は、

 

10種類以上の

 

改良メダカが泳いでいた。

 

 

 

 

 

巷では

 

高級な品種にもなると

 

オス・メスペアで

 

10万円の値もついたほどだ。

 

 

 

 

 

当時よく通っていた

 

メダカ屋さんが

 

オリジナルな

 

掛け合わせで、

 

新しい品種を

 

作り上げた。

 

 

 

 

 

その品質の

 

名前は忘れたが、

 

オス・メスペアで

 

5万円だったことを

 

覚えている。

 

 

 

一度見るだけでも

 

見られてはどうですかと

 

親切に言って下さったので

 

見てみた。

 

 

 

なるほど見事である。

 

 

 

 

 

沢山の人が

 

見に来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

誰が見ても

 

このメダカだなあと

 

分かるほどである。

 

 

 

 

 

その品種以外にも

 

たくさん泳いでいる。

 

 

 

 

 

一つ一つ

 

値段をみてみると、

 

 

 

オス・メスペアで

 

2万、1万、

 

8000円、5000円。

 

 

 

ヒレ長、3色ラメ、紅白、

 

楊貴妃、紅帝、

 

ヒレ長ブラック、サタン、

 

プラチナラメ、

 

夜桜、アルビノ等、

 

 

 

どれを見ても

 

さすがに見事だ。

 

 

 

 

 

私も多少の経験と

 

多少の知識はあったので、

 

いろいろな

 

ことについて

 

店主の人に質問した。

 

 

 

非常に教えられる

 

ところが多かった。

 

 

 

 

 

へえー、あれですか、

 

5万円のメダカは、

 

素晴らしく

 

きれいですね。

 

 

 

でも、

 

もし死んだら

 

どうなるのでしょう、

 

という

 

客の声が聞こえた。

 

 

 

 

 

なるほど、

 

生き物なので

 

死ぬことも

 

あるはずだし、

 

 

 

生まれたからには、

 

いつかは死ぬのだ。

 

 

 

死ねば万事休すか。

 

 

 

 

 

買った人は、

 

上手に繁殖できれば

 

良いが、

 

 

 

ひと夏も

 

命をもたなかったでは、

 

一瞬にして

 

5万円を

 

失うことになると

 

他人事ながら

 

心配になる。

 

 

 

 

 

これは

 

メダカの世界の話

 

ではあるが、

 

 

 

 

 

私達

 

人間の世界では、

 

 

 

世の中には

 

人から

 

嫌われる人もいる。

 

 

 

 

 

正直死んでくれたら

 

助かるのに、

 

などと思われる

 

困った人もいる。

 

 

 

 

 

大酒を飲んでは暴れる、

 

 

 

自分の儲けのためなら

 

他人の迷惑など関係なし、

 

 

 

詐欺師、

 

 

 

死ぬより他に

 

直しようもない

 

人間もいるのだ。

 

 

 

 

 

一方で、

 

 

 

死なれては

 

大変だと

 

大事に育てられる

 

高級メダカ。

 

 

 

 

 

死んでくれたら

 

ホッとするわ、

 

 

 

あの人おらんように

 

なって平和になったで、

 

 

 

やれやれや、

 

 

 

といわれる人間。

 

 

 

 

 

この世はさまざま、

 

人生もいろいろなのか。

 

ふと思った。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

道場長 拝