今日の一言 2026-01-16 (金) ~ 2026-01-18 (日)
道場長の一日一心 " 昔の人の「骨休め」と知恵、藪入りと合氣道 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
小寒(しょうかん)末候
七十二候
第六十九候 雉始雊(きじはじめてなく)
1月15日~19日ごろ。
雄のキジがメスに恋焦がれて鳴き始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 むかし の ひと の「ほねやすめ」と ちえ、やぶいり と あいきどう 』
"「休む」と「ダラける」は似て非なるもの "
お正月の
東京出張から戻って一週間。
息つく暇もなく、
明日1月17日からは
今年二度目の東京出張です。
まさに「師走」ならぬ
「師睦月(しむつき)」と
いったところでしょうか(笑)。
さて、
本日1月16日は、
昔から
「藪入り(やぶいり)」
と呼ばれる日です。
かつて、
奉公に出ている丁稚や女中、
あるいは
嫁いだお嫁さんたちが、
実家に帰って
骨休めをすることが
許された貴重な休日、
それが「藪入り」でした。
小正月(1月15日)は
「女正月」とも呼ばれ、
正月の激務をこなした
女性たちを労う日でもありました。
主人は
奉公人にお小遣いを持たせ、
芝居見物や
帰省を楽しませたといいます。
" 人生における「休息」の定義 "
この「骨休め」について、
一つ勘違いしてはいけないことがあります。
「緩める」「休む」ことと、
「氣を抜く」ことは全く別物です。
稽古でも
「上半身の力を抜きましょう」
「リラックスしましょう」と言いますが、
これはペシャンと潰れてしまう
「虚脱状態」のことではありません。
氣を抜いてしまえば、
それは単に「ダラけている」だけ。
心身の統一は解け、
隙だらけの状態になってしまいます。
これでは
本当の意味で疲れは取れませんし、
有事に対応することもできません。
「氣を出して、緩める」
「氣を繋げたまま、休む」
これこそが、
本当の意味での
心身の安らぎ(回復)になります。
張り詰めた糸を
プツンと切るのではなく、
張りを持たせたまま、
しなやかに撓(たわ)ませるイメージ。
それが
人間の「自然体」であり、
休息の極意です。
さて、
明日の17日から再び東京へ向かいます。
お正月の稽古の準備や
道場運営を支えてくれている
東京・神奈川の
女性のお弟子さんたちに、
私なりの「藪入り」の労いを用意しました。
昔の主人は
小遣いを渡しましたが、
私は神戸の
とびきり美味しいお菓子を厳選し、
手土産に持参しようと思います。
稽古でしっかりと
「氣を出して」汗を流したあと、
稽古後には甘いもので
「氣を出しながら緩める」
時間を共有しましょう。
明日からの東京での稽古、
皆さんの澄んだ「氣」に触れるのを
楽しみにしています。
追伸:1.17によせて
明日1月17日は、
私たち神戸の人間にとって
決して忘れることのできない日、
阪神・淡路大震災から
31年を迎える日でもあります。
月日は流れましたが、
あの日の記憶は
今も鮮明に心に残っています。
出発の前に、
犠牲となられた方々に
深く黙祷を捧げたいと思います。
鎮魂の祈りを胸に、東京へ向かいます。
今週もありがとうございました。
良い週末を。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝