今日の一言 2026-11-06 (金) ~ 2026-11-08 (日)

道場長 今朝の言の葉 " 見えている形の奥にこそ、本当の理(ことわり)がある "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

霜降【そうこう】末候

 

七十二候

第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

十一月二日~六日ごろ。

モミジやツタの葉が色づき始めるころ。

 

 

 

今日の言の葉

『見えている形の奥にこそ、本当の理(ことわり)がある』

 

 

 

先日、娘と食事に出かけた折、

別の席で食事を終えた客が

「お愛想して」と声をかけておられました。

 

 

どこか場慣れした

粋な響きにも聞こえますが…

 

 

 

​

さて、今月9日までは

「読書週間」でございますね。

 

 

​

これにちなみまして、

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』におきましても、

 

美しい日本語や大和言葉の奥深さ、

さらに、言葉の誤用などについて綴った

記事を執筆しております。

 

 

​

本日は、

この「お愛想」という言葉の

意外な成り立ちについて、

少し紐解いてみたいと思います。

 

 

 

 

そもそも「愛想」という言葉は、

人に接する際のにこやかな態度や

温かな言葉遣いなどを指しますね。

 

​

日常の会話におきましても

「あの方は、とても愛想が良い」ですとか、

「少し愛想が悪い」などと、

よく使われる言葉でございます。

 

 

​

ところが、

これに「お」を添えて「お愛想」となると、

 

飲食店などで、

なぜか「お会計(お勘定)」という

意味合いに変わってしまうのですね。

 

 

 

​実はこの「お愛想」という言葉を

客側が口にするのは誤用なのです。

 

 

 

​

​本来この言葉は、

店側が客にへりくだって使う隠語でした。

 

 

​

楽しくお食事をされているお客様に対し、

お金の話を持ち出すのは、

なんとも不躾なこと。

 

 

​「このような無粋なことを申し上げては、

愛想を尽かされてしまいますが」という、

 

店側の細やかな配慮と

遠慮から生まれた言葉なのです。

 

 

 

​

ゆえに、客のほうから

「お愛想」と言ってしまいますと、

 

「この店には愛想が尽きたから、勘定してくれ」という、

 

全く逆の冷たい

意味合いになってしまうのですね。

 

 

 

​この言葉の

生い立ちを知りますと、

 

先人たちの相手を思いやる

深い配慮に驚かされますね。

 

 

 

​それと同時に、

言葉の表面的な響きだけを

真似てしまうことの

危うさにも氣づかされます。

 

 

 

​

これは、私たちの

日々の合氣道の稽古におきましても

まったく同じでございます。

 

 

 

​道場において、

師の動きの「形」だけを

表面上でなぞろうとしても、

 

決して、

真の理合い(本質)には辿り着けません。

 

 

 

​なぜ、その足運びになるのか?

 

 

どのようにして、

相手と結びついているのか?

 

 

 

​目には見えない

技の奥にある「氣」を理解して初めて、

 

相手とぶつからない、

合氣道特有の自然な

和合の動きが生まれるのでございます。

 

 

 

 

​日常の言葉遣いも、道場での稽古も

常に見えている形の奥にある

本質を感じ取れる人でありたいものです。

 

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

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​合氣道琴心館寺崎道場は

単に技だけを教わる場ではございませぬ。

 

私たちが大切にしているのは

表面的な形にとらわれず、

 

日々の生活に活きる

奥底にある真意を汲み取る

豊かな感性を養うことでございます。

 

 

自ら率先躬行して、

物事の本質を深く学び、

 

周囲の人々の心にも

そっと灯火を灯すような生き方を

皆様とともに探究していくことでございます。

 

 

​日常のふとした氣づきを

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

 

ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝