今日の一言 2026-05-07 (木)
道場長の一日一心 " 【兵庫県合氣道連盟 演武大会】「紺屋の白袴」で駆け抜けた日々。伝統の復活と次なる始動 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
立夏【りっか】初候
七十二候
第十九候 蛙始鳴【かわずはじめてなく】
5月5日~9日ごろ。
冬眠から目覚めた蛙が元氣に鳴き始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 【ひょうごけんあいきどうれんめい えんぶたいかい】「こうや の しろばかま」で かけぬけた ひび。でんとう の ふっかつ と つぎなる しどう 』
ゴールデンウィークの連休中、
ブログの更新をお休みしておりました。
再開にあたり
書きたいことは山ほどございますが、
まずは4月29日に開催されました
「第27回兵庫県合氣道連盟 合氣道演武大会」のことについて、
お話ししたいと思います。
私にとって、
今年の演武大会は
準備期間から
大会が終わるまでの数カ月間、
とにかく頭を休みなく、
フル回転させた日々でございました。
私が主宰する
合氣道琴心館寺崎道場からも
子どもたちから大人まで、
たくさんのお弟子さんたちが参加いたしました。
3月から2ヶ月間、
皆、この大会に向けて
真摯に稽古を重ねてまいりました。
指導において
当道場を取り仕切る私のするべきことは、
各道場や教室の
誰と誰を組ませるか
どのような技を行うかを見極めることです。
その次に
身体にその技を染み込ませること。
ある程度
それができるようになれば、
技の終わりや受身の後の姿勢や静止。
そして、
礼などの立ち居振る舞い。
演武大会が数日後に迫るなか
突如として、
あらゆる理由で
出場できなくなる人も出てまいりました。
この空いた穴を誰が埋めるのか。
当日の体調不良等、
欠席者にはどう備えるのか。
大会が始まる数時間前まで、
考えを巡らせておりました。
2ヶ月間にも及ぶ稽古において、
出場するお弟子さん一人ひとりに
少しでも進歩、向上していただきたい。
その思いで臨んでおりましたが、
私自身も指導部演武という
とても重大な役割がございます。
しかし、
「紺屋の白袴 (こうやのしろばかま)」とは
よく言ったもので、
自分自身の稽古をする時間など、
皆目見当たりませんでした。
氣がかりは、
それだけではございませんでした。
先のコロナ禍によって、
5年もの間、
開催されなかったこの演武大会。
一昨年に一度復活したものの
昨年は諸事情により、
無念の延期となっておりました。
このままでは、
兵庫県合氣道連盟の演武大会が、
永久になくなってしまうかもしれない。
そのような危機感すらありました。
そこで、
兵庫県合氣道連盟に所属する
指導者たちが集い、
役員会議を開き
和合の精神をもって議論を重ねました。
会場確保から、
企画、進行、役割分担と、
あらゆることを進めていったのです。
正直なところ、
大会終了時には
どっと、それまでの疲れが噴き出しました。
脳が「休ませてほしい」と、
訴えかけておりました。
2ヶ月間、いや、2年間、
フルに酷使した
頭を休めてあげようと思いました。
しかし、演武大会終了後も
関東から8名のお弟子さんが、
寺崎道場恒例の
GW期間中を含め、2週間にわたる
指導者育成練成稽古に訪れておりました。
翌30日、
1日だけ完全な休日をお許しいただき、
近くのスーパー銭湯で、
岩盤浴と温泉に丸一日つかりました。
張り詰めた氣を解き放ち、
心身を深く休ませていただきました。
僭越ではありますが、
私にとって
2年間にも及ぶ様々な思いが詰まった
第27回の兵庫県合氣道連盟
合氣道演武大会。
終わりはいたしましたが、
来年へ向けて、
反省点や課題は山積みです。
その鮮明な記憶が残っているうちに
それらをすべて漏れなく書き留めたのち、
私の頭の中から、
第27回大会のすべてのデータを、
静かに削除いたしました。
過去への執着を手放し
臍下の一点に心を静め、
2年間の思いの全部を
静かに吐き出し、
今ここから、
また新たな呼吸を始めるためです。
すでに、
来年へ向けての歩みは始まっております。
最後に、
早朝から会場に駆けつけ
設営作業を手伝ってくださった皆様、
当日、寒い中、
受付をしてくださった方々、
合氣道琴心館寺崎道場の
中学生以上のお弟子さんたち、
そして、共に汗を流してくださった
親御さんたちへ。
休日の貴重なお時間であったはずです。
それにも関わらず、
子どもたちを陰から見守るだけでなく、
率先して重い畳やテーブルを運び、
場を整えてくださるお姿がありました。
皆様のその無償の支えと
温かなお力添えがなければ、
この大会が無事に
幕を開けることはございませんでした。
その美しい在り方に、
魂から深く感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
ただ技の形を追うことではありません。
一度途絶えかけたものを
再び紡ぎ出すためには、
個人の力だけでは到底及びません。
困難な壁に直面したときこそ、
「正しいリラックス」を保ち
他者と氣を合わせる。
そして
ひとつの大きな事を成し終えたなら、
そこにとどまらず
執着を手放して心を静かに空にする。
そうした淀みない氣の巡りこそが
日々の生活をより豊かにし、
次なる新たなスタートへの
原動力となるのだと、
今回の大会を経て改めて感じております。
一つの終わりを、
次なる始まりへと結んでゆく。
そのような淀みなき生き方を、
皆様とともに探究していくことです。
自然の理 (ことわり) や
日々の稽古を通じた氣づきを、
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
健やかな日々を送るためのヒントが、
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝