今日の一言 2025-09-09 (火)

道場長の一日一心 " 「なぜ私だけ…」そんな風に感じた時、前向きに生きるための、一つの氣づき "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

本日は、二十四節氣

白露【はくろ】初候

 

七十二候

第四十三候 草露白(くさのつゆしろし)

「草露白」は9月7日~11日頃。

 

二十四節氣は「白露」へと移りました。

日中の暑さは変わらず厳しいですが、朝夕は少し涼しくなってきました。

「草露白」は草に降りた露が白く輝いて見える頃。

 

 

 

 

 

 今日の " 道場長の一日一心 " 

『  " なぜ わたし だけ… " そんな ふう に かんじ た とき、まえむき に いき る ため の、ひとつ の きづき 』

 

 

 

 

" 歩けるだけで感謝 "

 

 

足に装具をつけて

懸命に歩いている人を時々見かけます。

 

 

その一歩一歩は、

どれほど重く、

どれほど大変なものだろうか。

 

 

 

その姿を見るたびに、

私は深く心に再確認することがあります。

 

 

 

「自分は、自分の足で自由に歩ける。」

 

 

 

この当たり前のように

思っていたことが、

どれほど恵まれていることか。

 

 

日々、私は歩けることへの感謝を

忘れないようにしています。

 

 

 

 

人生は

思い通りにならないことの連続です。

 

 

 

努力が報われず、

心が折れそうになることもあります。

 

 

 

 

しかし、

そんなときこそ、

注意深く周りを見渡してみる。

 

 

 

自分には

何か不自由なものがあるだろうか。

 

 

 

 

たとえ、

自分に不自由なものがあるとしても、

 

 

あの装具をつけて懸命に一歩一歩、

五、六歩、歩いては

何かにつかまって立ち止まり、

 

また意を決したかのように

前を向いて歩き出す人に比べれば、

 

自分の不自由さなど、大したことはない。

 

 

 

 

生きていること。

健康であること。

大切な人がいること。

そして、自分の足で歩けること。

 

 

 

私たちは、

つい失ったものや、

 

手に入らなかったものにばかり

目を向けたり、

 

 

誰かのせいにしたり、

環境のせいにしたりして、

 

「なぜ自分だけ、こんな目に…」などと、

思ったりする。

 

 

 

 

しかし、

この瞬間にも、

 

当たり前のことが、

当たり前ではない人たちが

懸命に人生を生きている。

 

 

 

そのように思うと、

ここにある自分の姿に自然と感謝できる。

 

 

 

 

" 合氣道の稽古もまた、同じではないだろうか "

 

 

 

 

道場で私たちは

「うまくいかないこと」と向き合い続ける。

 

 

 

 

技がなかなか覚えられなかったり、

身につかず、

 

焦りや苛立ちを

感じることもあるだろう。

 

 

 

しかし、

その過程そのものが、

私たちを成長させてくれる。

 

 

 

 

​転んでも、

転んだままで終わらない。

 

何度でも立ち上がり、

また歩き出す。

 

 

 

私が主宰する合氣道琴心館寺崎道場。

 

この道場が、

ただ技を学ぶだけの場所ではなく、

 

困難に立ち向かう心と、

当たり前の中にある

 

幸せに氣づく場所であってほしい。

 

 

 

歩けるだけで感謝。

この言葉を胸に、今日も一歩を踏み出そう。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝