今日の一言 2025-07-16 (水)

道場長の一日一心  " 合氣道も人生も「一日一字」それがモノの学び方 "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】次候

 

七十二候

第三十二候  蓮始開【はすはじめてひらく】

 

「小暑」は次候へと移りました。

「蓮始開」は7月12日~16日ころにあたります。

 

蓮の花が咲き始める頃を示しています。

泥の中から美しい花を咲かせる蓮は、古くから清らかさの象徴とされてきました。

早朝に咲き始め、昼には閉じて蕾になります。

 

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 あいきどう も じんせい も「いち にち いち じ」それ が モノ の まな び かた 』

 

 

 

 

" 一日一字、一生学びの道 " 

 

 

 

「一日に一字を学べば、三百六十字」

 

この言葉は、

地道な努力が大きな実りを

もたらすことを教えてくれます。

 

 

大正時代、

長崎の晧台寺(こうたいじ)に住した

曹洞宗の高僧、

玉仙(ぎょくせん)禅師は、

 

70歳を過ぎてなお

英和辞典と向き合っていました。

 

 

それを見た弟子たちは

「今更」と笑いましたが、

禅師は穏やかにこう返されたそうです。

 

 

 

「一日に英単語一つ覚えていくとな、

今度生まれて来たとき、

それだけ勉強が楽だからな。

わしは死ぬまで、欠かさず毎日

一語ずつ単語を学ぼうと努力するのさ」

 

 

 

この禅師の言葉は、

まさに合氣道の稽古に通じるものがあります。

 

 

 

 

" 小さな積み重ねが、大きな力となる " 

 

 

 

 

合氣道の技は、1年や2年で

身につくものではありません。

 

 

基本の動きを、

1000回以上、何度も、何度も、

繰り返し稽古することで、

 

身体が覚え、無意識のうちに

技が出るようになります。

 

 

 

それはまるで、

毎日一字ずつ学ぶように、

 

地道な努力の積み重ねが、

やがて大きな力となる「過程」です。

 

 

 

 

玉仙禅師の言葉は、

知識の習得だけでなく、

人生そのものに対する姿勢を示しています。

 

 

 

 

私たちはとかく、

目先の成果を求めがちですが、

 

本当に大切なのは、

諦めずに、毎日少しずつでも良いから、

 

学び続けること、

成長し続けることではないでしょうか。

 

 

 

 

私も合氣道師範として、

この玉仙禅師の教えを胸に刻んでいます。

 

 

 

「一日に一字を学べば、三百六十字」

 

これは、

日々の稽古はもちろんのこと、

 

合氣道の指導においても、

そして私自身の人生においても、

 

常に心に留めている言葉であり、

私の座右の銘なのです。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝