今日の一言 2025-07-15 (火)
道場長の一日一心 " 稽古は「水の力」に学べ "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
小暑【しょうしょ】次候
七十二候
第三十二候 蓮始開【はすはじめてひらく】
「小暑」は次候へと移りました。
「蓮始開」は7月12日~16日ころにあたります。
蓮の花が咲き始める頃を示しています。
泥の中から美しい花を咲かせる蓮は、古くから清らかさの象徴とされてきました。
早朝に咲き始め、昼には閉じて蕾になります。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 けいこ は「みず の ちから」に まな べ 』
" 泰山を穿(うが)つ一滴の水 "
「泰山の覆り石を穿つ」(たいざんのくつがえりいしをうがつ)
という言葉があります。
これは、
わずかな水の流れが、
時間をかけて大きな岩をも
突き抜ける、または穴をあける
ことができるという意味です。
水の偉大な力は、
決して一朝一夕に
現れるものではありません。
それは、
まさしく継続する力によってこそ
生まれるのです。
西洋には
「習慣は第二の天性」という
ことわざがあり、
日本では
「習うより慣れろ」と言われます。
さらに、
「実行は最良の教師なり」
これはラテンの教訓だそうです。
これらの言葉は
すべて、私たちが生きていく上で
人生を通じて経験することそのものです。
日々の合氣道の稽古も同じです。
一つ一つの技、
呼吸投げでも関節技にしても、
最初はぎこちなく、
思うようにいかないかもしれません。
しかし、
諦めずに稽古を続けることで、
身体に " 染み込み " 、
やがて " 無意識 " のうちに
自然な動きとして現れてきます。
それは、
まるで目に見えない水が、
少しずつ岩を削っていくように、
確実に
あなたの技を磨き上げていくのです。
いつも言っていることの
繰り返しですが、
「継続は力なり」。
この普遍的な真理を心に刻み、
今日も稽古に励んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝