今日の一言 2025-07-07 (月)

道場長の一日一心 " 審査後が本番だ ! 君たちの真価はここから "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 今週もよろしくお願いいたします。

 

 

本日は、二十四節氣

小暑【しょうしょ】初候

 

七十二候

第三十一候  温風至【あつかぜいたる】

[七月七日~十一日頃]

二十四節氣は「夏至」から「小暑」へと移りました。「温風至」は7月7日~11日ころにあたります。

 

今年はもう既に猛暑ですが、暦の上ではその名の通り、氣温が上昇し、夏の暑さが本格的に感じられるようになる頃です。

 

 

 

 

 

今日の道場長の一日一心

『 しんさ ご が ほんばん だ ! きみ たち の しんか は ここ から 』

 

 

 

 

" 昇級審査、その先に問われる真の姿 " 

 

 

 

 

6月29日に実施しました

令和7年 前期 昇級審査の合格発表を

 

本日、合氣道琴心館寺崎道場サイトにて、

行います。

 

 

 

 

先週の日曜日に行われた審査から、

あっという間に1週間が経ちましたね。

 

 

 

厳正な審査を経て、

合否の判断は審査日から

わずか2日後には決定していました。

 

 

 

では、

なぜ今日の発表になったのか?

 

 

 

その理由はただ一つ、

受験者一人ひとりの「心の姿勢」

審査後まで見極めたかったからです。

 

 

 

 

 

" 審査後も変わらぬ熱意、真の成長を見せた門人たち " 

 

 

 

 

今回の昇級審査を経て、

多くの受験者が氣を緩め、稽古を休んでしまう中、

 

 

3名だけが、審査後も何ら変わることなく

 

道場に足を運び、

熱心に稽古に打ち込んでいました。

 

 

 

 

彼らこそ、

まさに今回の昇級審査で

最も大きく「成長」した門人たちであると

私は断言します。

 

 

 

 

「氣が出ている」、「心が強い」とは

まさに彼らのことを指すのです。

 

 

 

 

合否という表面的な部分だけでなく、

合氣道を「道」と捉え、

 

ひたむきに精進し続けるその「心」に、

 

私は魂から

「良くやった、おめでとう!」

伝えたい氣持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

この中学生、高校生の若き3名が示した

「心の姿勢」こそが、

 

真の「強」さであり、

合氣道琴心館寺崎道場が目指す

人間形成の姿なのです。

 

 

 

彼らの揺るぎない探求心は、

きっと今後の道場を牽引していく

大きな力となるでしょう。

 

 

 

 

審査日までは高い意欲を持って

道場に通い詰めていた受験生たちの多くが、

 

審査が終わった途端に

「氣」が抜けてしまったように感じられます。

 

 

 

これは

道場長として非常に残念でなりません。

 

 

 

 

いかなる理由であれ、

稽古を休むという選択は、

あなたの「氣が抜けている」証拠に

他なりません。

 

 

 

いいですか?

もう一度、言います。

 

 

「いかなる理由」があっても

稽古を休むという選択は、

あなたの「氣が抜けている」のです。

 

 

 

 

これは今回の受験生に限らず、

合氣道琴心館寺崎道場の

全門人に向けた厳しい問いかけなのです。

 

 

 

 

中には、次回の昇級を

見送らざるを得ないと判断した門人もいます。

 

 

 

それは、

単に技の習熟度だけでなく、

 

日々の稽古への向き合い方、

そして「心の姿勢」が大きく影響しています。

 

 

 

 

 

" 合格のその先に広がる「歴然とした差」"

 

 

 

 

たとえ同じ「合格」という結果を

手にしたところで、

その先に生まれる差は歴然です。

 

 

 

 

休まず稽古に通い、

昇級審査後も基準となる技を

 

" 一度でも多く反復した者 " と、

" そうでない者 " 。

 

 

 

 

この両者の間には、

今は目には見えなくても

この先、確かな「成長の差」が生まれます。

 

 

 

それは、

合氣道の技が上達するという

見た目だけの表面的な違いに留まりません。

 

 

 

日々の鍛錬を通じて培われる

「精神的な強さ」や、

 

困難に打ち勝つ「忍耐力」

 

そして明確な目標に向かって

「弛まず努力する」姿勢。

 

 

 

これらは、

合氣道が単なる武道ではなく、

「人」を育む「道」である所以であると

僭越ながら私は思います。

 

 

 

 

 

 

" 審査後こそ問われる「心の真価」"

 

 

 

 

昇級審査という区切りを迎え、

今この瞬間から、あなたの心の持ちようが

今後の成長を大きく左右します。

 

 

 

 

 

合氣道は、

一時的な成果を追い求めるものではありません。

 

 

 

日々の地道な稽古を通して、

心と身体を磨き続ける「道」なのです。

 

 

 

 

昇級審査は、

あくまでもあなたの成長を測る

「単なる通過点」に過ぎません。

 

 

 

真の成長は、

その後の「地道な積み重ね」

「自己修練」、「 内面的な向上」

よってこそ、揺るぎないものになるのです。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝