今日の一言 2025-07-01 (火)

道場長の一日一心 " 「タダ」からは何も得られない "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

夏至【げし】末候

 

七十二候

第三十候  半夏生【はんげしょうず】

「夏至」は末候へと移りました。「半夏生」は7月1日~6日ころにあたります。

 

「半夏(はんげ)」という薬草が生え始める頃のことで、この頃までに田植えを終える目安とされてきました。

 

 

 

 

 

今日の道場長の一日一心

『 「タダ」から は なに も え ら れ ない 』

 

 

 

 

"「無料」とは負のエネルギー、「タダ」ほど損をすることはない "

 

 

 

私は日々の生活の中で、

「無料」「タダ」という言葉の裏に

隠された落とし穴について

深く考えさせられることがあります。

 

 

 

「できることなら、お金は一銭も使わずに何かを得たい」

 

 

それは、

人間の自然な感情かもしれません。

 

 

 

 

 

しかし、

本当に何かを「学び」

 

 

自分自身を

「高めたい」「願う」のであれば、

 

 

この「無料」や「タダ」に対する見方を

一度、

考え直してみることが大切ではないでしょうか。

 

 

 

 

"「無料」や「タダ」という場が持つ、見えない「負のエネルギー」"

 

 

 

 

なぜ、

私が「無料」というものに対して、

慎重な視点を持つのか。

 

 

 

それは、

「無料」の場所には往々にして、

「エネルギーが低い」人が集まるからです。

 

 

 

 

時に、

その場の「空氣」が重く、

 

「学びの場」としての

「質が低く」なりがち だと感じるからです。

 

 

 

 

そこには、「学び」に対する

意識がまだ定まっていない人や、

様々な背景を抱えた人、

 

 

いわゆる

「マイナスの氣」

集まることが 往々にしてあります。

 

 

 

 

「お金を払う」という

コミットメント、責任がない分、

 

そこに集まる人々の

雰囲氣や意識の質も「低く」なりがちです。

 

 

 

 

 

そうした多種多様な

「マイナスの氣」が混在する

空間に身を置くことは、

 

 

 

知らず知らずのうちに、

悪い影響しかない

「負のエネルギー」

受け取ってしまう可能性は否定できない。

 

 

 

 

 

 

"「対価」を支払うことで生まれる「真剣さ」と「質の高い学び」"

 

 

 

 

 

私たちが何かを得る時、

そこには「対価」という概念が深く関わっています。

 

 

 

当たり前のことですが、

「お金」は、 提供者の「知識」「技術」

 

 

 

そして、

その提供者がその場に注ぎ込む

 

「労力」「情熱」に対する

「感謝の氣持ちの表れ」であり、

 

 

正当な「対価」として支払われるものです。

 

 

 

 

私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場の道場運営においても、

 

 

月会費を納めていただき、

指導を提供する以上、

 

その金額に見合うだけの「価値」

お弟子さんに「提供する責任」があるのです。

 

 

 

 

そして、

どのような分野においても、

 

 

参加費用が高くなればなるほど、

提供する側も人間ですので、

 

「より質の高いものを届けたい」という

強い想いが生まれるものなのです。

 

 

 

 

道場という場は、

いわば師範の「技術」や「知識」、

 

そして何よりその「心」が、

稽古を通じて

お弟子さんへと伝わる場所です。

 

 

 

支払われる金額が、

その受け取れる

「学びの深さ」や「質の高さ」

" 比例する " と言っても良いでしょう。

 

 

 

 

 

であるならば、

学ぶ側も、

きちんと「対価」を支払うことによって、

 

より「質の高い指導」「充実した稽古」を 得られる可能性が高まると、

当然ながら考えられます。

 

 

 

 

 

"「自己投資」としての意識が、あなたの成長を加速させる " 

 

 

 

 

 

そして、

お金を支払って参加することには、

 

 

もう一つ、

非常に大きな意味があります。

 

 

 

それは、

「この場から最大限のものを得よう」という

強い意識が生まれることです。

 

 

 

 

 

「せっかく費用を払ったのだから、無駄にはできない。しっかりと学び取ろう!」

 

誰もがそう思うはずです。

 

 

 

 

この「学び取ろう」という

意識こそが、

 

 

学びの「質」

飛躍的に「高める」のです。

 

 

 

積極的に質問したり、

指導を深く吸収しようとし、自ら工夫する。

 

 

 

こうした周囲をも

「プラスの氣」に変える能動的な姿勢は、

 

 

 

 

無料の場では

芽生えることは決してありませぬ。

 

 

 

 

 

実際、私の道場でも、

 

月会費をきちんと納め、

休まず稽古に臨んでいる門人ほど、

 

どんなに小さなことでも

自分の糧にしようと努力し、

目覚ましい成長を遂げています。

 

 

 

 

彼らは、

ただ道場の稽古に参加するのではなく、

 

支払った対価以上のものを得ようと

真剣に取り組んでいるからこそ、

成長していくのです。

 

 

 

 

 

 

"「少し高いな」と感じるものにこそ、「真の学び」がある "

 

 

 

 

もし、

本当に何かを学び、

 

自分自身を成長させたいと

願うのであれば、

 

「有料の場」に目を向けることが肝要だ。

 

 

 

 

自分の金銭感覚で、

 

 

「少しだけ高いな、背伸びが必要だな」

感じるくらいのものが、

 

実は一番「良い選択」なのです。

 

 

 

 

「タダ」だからその場に通ったり

情報を得たいが、

 

「対価」を支払ってまでして

学ぶ氣がない、

 

 

そんな傲慢な人は、

何も学んだり得たりする必要はない。

 

 

 

 

 

そもそも、

 

我が命を削ってまで、

 

「情熱」や「経験」、「技術」、

また苦労して得た「情報」などを提供する

 

 

その場の指導者や先生、師に対して、

失礼極まりないのではないか?

 

 

 

まあ、

「どうせタダなんでしょ?適当にやっててね」という

指導者や先生もいるだろうが…

 

 

 

 

少々費用がかかっても

「どうしても学びたい」という

 

 

強い情熱を持ってその場所へ通うなら、

それは質の高い学びと、

 

それに伴う大きな成長を得ることに

繋がります。

 

 

 

そのような場所にこそ、

 

人が真に学び、 成長する意味と証が

 

そこにはあるのだと思います。

 

 

 

 

自分の学びへの「投資」は、

 

きっと「自己成長」という形で、

未来の自分に

素晴らしいリターンをもたらしてくれるでしょう。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝