今日の一言 2025-04-28 (月) ~ 2025-04-29 (火)

道場長の一日一心 " 結果に一喜一憂しない「人生の種まき」思考法 "

今朝も目覚めることができた、

ありがとう。

 

 

本日は、

二十四節氣 穀雨 (こくう) ・次候

 

七十二候 

霜止出苗 しもやみてなえいずる

 

第十七候

「穀雨」は次候へと移りました。

「霜止出苗」は4月25日~29日頃に相当します。

霜が降りなくなり、稲の苗がすくすくと育ち始める頃です。

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

 

『けっか に いっきいちゆう しない「じんせい の たねまき」しこう ほう』

 

 

 

 

努力が報われない?

結果に一喜一憂しない「人生の種まき」思考法とは。

 

 

「毎日尽力しているのに、なかなか成果が出ない…」


「この努力、本当に意味があるのかな?」

 

 


目標に向かって努力を続けていると、

ふとそんな風に感じて、

焦りや不安に襲われることはありませんか?

 

 


思うような結果が出ないと、

自分のやってきたこと

全てが無駄だったように

感じてしまうかもしれません。

 

 

 

でも、

努力の結果は、

自分でコントロールできないものです。

 

 

 


私たちはつい、

努力すれば必ず、

すぐに望む結果が得られると考えがちです。

 

 

 

しかし、

" 努力が実るかどうか " は

天にまかせてしまいましょう。

 



それが、

実は自然なことなのかもしれません。

 

 

 

 

まるで、畑に種をまくように。

 

 


たとえば、

良い土壌を選び、

適切な時期に種をまき、水をやり、

肥料を与えることは、

私たちができることです。

 

 

 

しかし、

その種がいつ、どのように芽を出し、

どれだけの収穫をもたらすかは、

 

天候や土の状態など、

自分ではコントロールできない

多くの要因に左右されます。

 

 

 

 

私たちの努力も

これと同じように思うのです。

 

 

 

 

できる限りの

準備と行動(=種まき)はできても、

 

その結果がいつ、どのように現れるかは、

私たちには決められないのですね。

 

 

 

大切なのは

「今日できること」に集中すること。

 

 

結果がコントロールできないのなら、

私たちは何に焦点を当てれば

良いのでしょうか?

 

 

 

答えは非常にシンプルで簡単です。

 

 


自分は、ただひたすら、

「その日その日の勤めを果たせばよい。」

だけのことだと思います。

 

 



つまり、

結果を心配するよりも、

「今日できること」

「今やるべきこと」に心を込めて

丁寧に取り組むことが大切なのです。

 

 

 


たとえば、

 

" 今日の学習目標を達成する " 


" 今日の仕事や課題を丁寧にこなす " 


" 今日出会った人に誠実に対応する " 

 

 


こうした日々の

「勤め」=「種まき」を着実に続けること。

 

 

 

それこそが、

私たちがコントロールできる

唯一のことなのかもしれませんね。

 

 

 


「失敗」ではなく「時間差」

成果のタイミングは様々。

 

 


すぐに結果が出なくても、それは失敗ではありません。

 

 

 


すぐに芽を出す種もあれば、

長い時間をかけて

ゆっくりと成長する種もあります。

 

 

 

もしかしたら、

私たちがまいた努力の種は、

まだ地中で

力を蓄えている段階なのかもしれません。

 

 

 

あるいは、

予想もしなかった形で、

別の時期に、別の場所で

花開く可能性だって大いにあります。

 

 

 

私は合氣道道場を始めた頃、

その道場周辺地域に数万枚のチラシを

ポスティングしてまわりました。

 

 

しかし、

その新規開設した道場ではなく、

不思議と遠く離れた他の道場、教室に

問い合わせや、体験希望者があるのです。

 

 

それも一度や二度の話ではないのです。

 

 

 

 

そのような経験から、

 

 

短期的な結果だけで

「成功」か「失敗」かを判断するのは、

あまりにも早計ではないかと私は思います。

 

 

 

 

焦らず、結果が出るまでの

「時間差」を受け入れることが大切です。

 

 

 

 

 

人生は、はてしない「種まき」の旅。

 

 

 

人生は、はてしない種まき。

発芽も収穫も天地大自然の意のまま。

 

 


私たちの人生は、

まさに終わりのない「種まき」の連続です。

 

 

 


何か一つの結果が出たら終わり、

ではありません。

 

 

成功しても、失敗したように見えても、

私たちはまた次の種をまき続けます。

 

 

 

学び、挑戦し、経験し、人と関わる…

 

 

 

そのすべてが、

未来に向けた

種まきと言えるのではないでしょうか。

 

 

 


いつ、どんな花が咲くかは分かりません。

 

 

 

収穫の時期も、量も、

天に委ねるしかありません。

 

 

でも、それでいいのです。

 

 

 

大切なのは、

結果に一喜一憂せず、

日々の「種まき」そのものを大切にし、

希望を持って続けていくこと。

 

 

 

 



努力がすぐに報われなくても、

落ち込む必要は一切ありません。

 

 

 

私たちが一生懸命まいた種は、

決して無駄にはなりません。

 

 

 

 


結果は天に任せ、

私たちはただ、今日できることに集中し、

心を込めて「種まき」を続ける。

 

 

 


いつか、

思いがけない美しい花が咲いたり、

豊かな実りを得られたりするかもしれません。

 

 

 

 

たとえそうでなくても、

 

 

 

種をまき続けた私たちの人生は、

「それ自体が尊く、豊かなもの」に

なっているはずです。

 

 

 


焦らず、腐らず、自分を信じて。

 

 

 

 

私が主宰する

合氣道琴心館寺崎道場のお弟子さんの

進歩、成長も、

 

人によっては半年後、一年後、五年後、

もしかしたら五十年後かもしれません。

 

 

私が極楽浄土に行ってからかもしれないのです。

 

 

 

それで良いのです。

 

 

 



 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝