今日の一言 2025-04-23 (水)
道場長の一日一心 " 美しき刹那に生きる。桜の道、人生の道 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣 穀雨 (こくう) ・初候
七十二候
葭始生 あしはじめてしょうず
第十六候
二十四節氣は「清明」から「穀雨」へと移りました。
「葭始生」は4月19日~24日ごろに相当します。
水辺の葦(あし)が芽を吹き始める頃です。
葭は、「葦 」とも書き、軽く丈夫で葦簀 (よしず) などに利用されます。
今日のお題
『 うつくしき せつな に いきる。さくら の みち、じんせい の みち 』
桜前線は、
南からゆっくりと北上し、
日本列島を
淡いピンク色に染め上げていきます。
咲き誇るその姿は、
まさに春の喜びそのもの。
しかし、
満開の時期は長くは続きません。
やがて
花びらは風に舞い、
いさぎよく散っていきます。
この爛漫と咲き、
いさぎよく散る桜の姿に、
特別な感情を抱く人も
多いのではないでしょうか。
それは、
美しいものへの感謝、
そして、
過ぎゆくものへの
少しの寂しさかもしれません。
短いからこそ美しく尊い。
散るからこそ、
その一瞬の輝きが強く心に残る。
私たちは、
桜の姿に「一期一会」という言葉や、
物事の「儚さ」の中に「美」を見出す
" 日本の美学 " を感じるのではないでしょうか。
人生もまた、同じように
限りある時間の中で輝きを放ちます。
喜びも悲しみも、すべての瞬間が
「唯一無二」の二度とない " 宝物 " 。
桜前線を追いかけながら、
私たちは日々の生活の中で、
「今この刹那を大切に生きる」
ことの尊さを改めて感じます。
遠く離れた東の都で
日々合氣道の鍛錬に励む、
北の地を故郷とする愛しい弟子たち。
年に数えるほどしか会えないけれど、
きっと故郷の野山を淡紅色に染め上げる
桜を胸に、
今年もまた希望に満ちた春を
迎えていることでしょう。
今朝の神戸は
雨に煙る深い藍色に包まれ、
" かわたれ " にぼんやりと
浮かぶ街の灯りが、
まるで濡れた星の瞬きのよう。
そんなしっとりとした静寂の中、
ふと愛弟子たちを想った。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝