今日の一言 2025-03-28 (金) ~ 2025-03-29 (土)
道場長の一日一心 " 親が与える言葉の影響力 "
今朝も目覚めることができた、
ありがとう。
本日は、
二十四節氣 春分・次候
七十二候
桜始開 さくらはじめてひらく
第十一候
「春分」は、初候から次候へと移りました。
「桜始開」は、3月25日~29日くらいにあたります。
桜の花が咲き始める頃という意味です。
待ちに待った桜の開花は、
春の訪れをより一層感じさせてくれます。
この時期は、
各地でお花見のイベントが開催され、
多くの人が桜の美しさを楽しむことができますね。
今日のお題
『 おや が あたえ る ことば の えいきょうりょく 』
こんな話があります。
生まれたばかりの象の首に紐をつけ、
杭につないでおくと、
どんなに引っ張っても
子象の力では抜け出すことはできません。
数日後、
杭から逃れられないことを悟った象の子は、
もう永久に紐を引っ張ったり
しなくなるのだそうです。
成長して巨象になり、
力が強くなっても、
二度と紐を引っ張ろうとは
しなくなるそうです。
それは、
幼い頃の「杭は抜けない」という結論を、
生涯持ち続けるからだと言われています。
その象は紐で繋がなくても、
生涯逃げ出すことをしないのだとか。
象に限らず、
幼い時期はあらゆる「自由」を試し、
そこから色々なことを学びます。
しかし、
「ダメだ」「無意味だ」と悟ると、
その後状況が変わって
違う結果になることが分かっていても、
挑戦することを諦めてしまうのです。
それは、
人間の子どもも、同じではないでしょうか。
幼い頃に
「ダメだ」「いけない」
「ちゃんとしなさい」
「もっと頑張りなさい」
「まだまだ足りない」と
否定的な言葉を浴びせ続けられたら…。
あるいは、
「力が足りない」
「能力が低い」
「今のままではいけない」と
叱られ続けたら…。
子どもは、
自ら自分の可能性に
蓋をしてしまうかもしれません。
幼い頃の親や先生の言葉は、
その子の人生を
大きく左右する力を持っています。
まるで象の首につながれた
「心の杭」のように、
子どもの可能性を閉ざしてしまうのです。
だからこそ、
「あなたはあなたでいい」
「今のままで素晴らしい」と
肯定し続けることが大切なのです。
その子の良いところを
最大限に伸ばしてあげる努力をする。
その道で成功した「天才」、「一流」と
呼ばれる人たちに共通していることは、
幼い頃に親から受けた
惜しみない「賞賛」と「肯定」なのだそうです。
特に、
母親の影響は大きいと言われています。
子どもの可能性を閉ざす
「心の杭」を打ってはいけない。
子どもは親の「賞賛」と「肯定」の
力によって伸びていくものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝