今日の一言 2025-02-12 (水)

道場長の一日一心  " 国を愛する心 "

今朝も目覚めることができた、

ありがとう。

 

 

 

本日は、

二十四節氣

立春 (りっしゅん) 次候

 

七十二候 

黄鶯睍睆 うぐいすなく

第二候

「立春」は初候から次候へと移り、2月9日~13日くらいにあたります。

「春告鳥」とも呼ばれる鶯が、美しい声で鳴きはじめるころのことです。

黄鶯は「鶯」、睍睆は「鳴き声が美しい」という意味だそうです。

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

『くに を あいする こころ』

 

 

 

2月11日、建国記念の日に

奈良 橿原神宮に参拝しました。

 

橿原神宮では

1年を通じて行われる祭典のうち、

最も重要なお祭りです。

 

また、

この日は日本全国の神社においても

紀元祭を斎行し、

橿原神宮を遥拝しているのですね。

 

 

 

現在の「建国記念の日」は、

戦前の「紀元節」にあたります。

 

 

祝日法では、

「建国を偲び、国を愛する心を養う日」と定められています。

 

 

 

建国の由来を語り継ぐことは

非常に重要です。

 

 

 

我が国の正史『日本書紀』によれば、

初代神武天皇が

新暦紀元前660年2月11日に

橿原宮(奈良県)で即位し、

国づくりが始まったと

記されています。

 

 

以来、

第126代の今上天皇に至るまで、

父系一系の天皇を

戴く国として歩んできました。

 

 

 

全ての人に

誕生日があるように、

国にも誕生日があります。

 

 

日本の誕生日は、

国史『日本書紀』に記された

神武天皇の紀元元年です。

 

 

 

文明開化の一環として、

明治5年に採用された

太陽暦(グレゴリオ暦)に換算すると、

 

神武天皇 即位の年は

紀元前660年2月11日にあたります。

 

 

このことから、

明治6年3月7日

太政官布告第91号によって

国の誕生を祝う

「紀元節(きげんせつ)」と

定められました。

 

 

 

しかし、

先の大戦後、

日本を再び強国にさせないという

連合国軍総司令部(GHQ)の方針の下、

 

国民の愛国心や団結心を

養う制度や慣習が

次々に廃止されていきました。

 

その一つが

" 国民の祝日に関する法律 " による

「紀元節」の廃止でした。

 

 

 

国民のアイデンティティの源である

" 国の誕生日がない " という

不幸な状態が

その後、約20年間続きました。

 

 

 

これを憂う

多くの国民の熱心な運動によって、

 

昭和41年に

ようやく祝日法が改正され、

 

2月11日が「建国記念の日」として

祝日になりました。

 

 

 

しかし、

肝心の「紀元節」の名称を採用せず、

「建国記念の日」となったため、

 

祝日としての意義が、

国民の間に十分に浸透しているとは

言い難い状況ではないでしょうか。

 

 

 

政府主催の式典なども

開かれておらず、

 

学校教育でも

きちんと教えられていないのは

残念なことです。

 

 

それたけではなく、

信じがたいことに

GHQ占領期に

「紀元節」が廃止されたことを理由に、

「建国記念の日」を

眼中にないかのように扱ったり

敵視する声が、

現代においても

いまだに存在しているのです。

 

 

 

今年、日本は紀元2685年を迎えました。

 

これが日本のオリジナルカレンダーです。

 

 

計算は簡単ですので、

まだ知らない人は覚えておいてください。

 

西暦2025年に紀元前660年を足すだけです。

 

 

 

世界中で

建国以来、神話から続く

一つの王朝をいただき、

 

これほど、長く存続している国は

日本以外にありません。

 

 

今、

混迷する国際社会の中で、

日本は国家としての

アイデンティティの確立が

強く求められています。

 

 

人間の自己確立の第一歩は

「自分の親と自分の生れ」を

知ることから始まります。

 

 

これは国も同様です。

 

 

私たちは

日本人としての誇りを

取り戻すためにも、

 

改めて

紀元節本来の歴史的意味を

理解しなければなりません。

 

 

 

2月11日には、

神武天皇を祀る

橿原神宮をはじめ、

 

全国の神社で

日本国の悠久の繁栄を祈って

紀元祭が執り行われ、

 

国旗が掲揚され、

 

氏子有志による

奉祝行事が行われています。

 

 

ぜひ、

参加して

国民としてのアイデンティティ確立に

努めましょう。

 

 

 

その昔、先人たちは

欧米列強がアジアに進出して

独立が脅かされるようになると、

 

日本人は明治維新を成し遂げ、

明治天皇を中心に

国民が団結して

国難を乗り越えました。

 

 

その一環として、

明治6年、

政府は2月11日を「紀元節」と定め、

 

国民こぞって

国の始まりを祝うようになったのです。

 

 

 

日本はれっきとした

独立国であり、

敗戦後の占領政策を

批判しても何も始まりません。

 

 

 

政府は、

「建国記念の日」に

盛大な式典を主催し、

国民が建国を祝い、

 

力を合わせ

より良い日本を作る

契機にしてほしいと思います。

 

 

 

今年は

戦後80年にあたります。

 

祖国日本の建国を祝うとともに、

歴史を顧み、

国の行く末にも

思いを巡らす年にしたいものです。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝