今日の一言 2026-10-20 (火)

道場長 今朝の言の葉 " 十の社を巡り、今ここに心を洗う "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は二十四節氣

寒露【かんろ】末候

 

七十二候

第五十一候 蟋蟀在戸【きりぎりすとにあり】

十月十八日~二十二日ごろ

キリギリスが戸口で鳴くころ。

 

 ​

 

今日の言の葉

 『十の社を巡り、今ここに心を洗う 』

 

 

 

季節は少し遡り、

本年八月、お盆の時期のことでございます。

 

​私は東京出張へと赴いておりました。

 

 

出張の折には

熱心なお弟子さんとともに稽古に励み、

その合間を縫って、

 

「江戸の坂道巡り同好会」の活動として、

都内の古き良き

江戸時代から続く由緒ある坂道を歩いております。

 

 

​

 

そして、もう一つ、

東京出張のたびに

長らく続けてまいりましたのが、

 

東京の鎮守である十の神社を巡る

「東京十社参り」でございます。

 

 

​北区にある王子神社での

静謐な参拝を終え、

( 10/8に投稿した王子神社の記事はコチラ )

 

十社巡りの

いよいよの締めくくりとして、

亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)へと向かいました。

 

 

​

今年の夏、東京での滞在中は、

どうにも空模様が不安定でございました。

 

時折、空が急に暗くなったかと思えば、

激しい雨に見舞われることもしばしば。

 

 

​JR総武線の錦糸町駅からの

行き帰りの道すがらも

容赦のない土砂降りに遭い、

雨宿りをしながらの歩みとなりました。

 

 

​すっきりとは晴れ渡らぬ、

厚い雲に覆われた空模様ではございましたが

 

いざ、大鳥居の前に立ち

その下をくぐりますと、

 

そこには、

このお社ならではの

見事な情景が待っておりました。

 

 

 

​幾星霜(いくせいそう)の祈りを見守ってきた、

美しい鳥居。

 

そのすぐ背後に、

現代の象徴たる東京スカイツリーが

天を突くようにそびえ立っております。

 

 

古の祈りの風景と

現代の塔が一つに溶け合う。

 

時代を超えた見事な調和に

思わず目を奪われました。

 

 

 

​歩みを進めますと、

目の前には満々とした水をたたえる

心字池(しんじいけ)が広がります。

 

 

 

そこに架かるのは

鮮やかな朱色が美しい三つの橋。

 

 

​手前の大きな太鼓橋は

「男橋」と呼ばれ過去を表し、

 

真ん中の平らな橋は

「平橋」で現在を、

 

奥の太鼓橋は「女橋」といい、

未来を表しているのだそうです。

 

 

​

これら三つの橋を順に渡りゆくことは、

心が浄化されることを意味しております。

 

 

 

 

これまでの己の歩みを静かに振り返り、

今ここにある命に深く感謝し、

 

一点の曇りもない清らかな心で

これから先の未来へと向かう。

 

 

 

​

一歩一歩、

そのように心を清めながら、

己の心身と向き合うように

歩みを進めました。

 

 

 

 

​池のほとりには、

見事な藤棚が張り巡らされておりました。

 

 

八月の青々とした葉の

隙間からこぼれる光が、

雨上がりの水面をきらきらと照らす様は

誠に風雅なものでございました。

 

 

 

​さらに奥へと進み、

手水舎(ちょうずや)へ。

 

 

こちらは亀戸の地名にちなみ、

石造りの亀の口から

清らかな水がとめどなく流れ出ております。

 

その冷たい水で

両手と口をそっと清めます。

 

 

​不安定な天候のなか

手水を使うその瞬間、

 

ふっと肩の力を抜き、

天地大自然と一体となるべく

全身が静かに溶け込んでゆくのを感じました。

 

 

​臍下の一点に、すっと心を静め、

威風堂々たる本殿の前に立ち

無事に十社を巡り終えた

結願(けちがん)の感謝を祈りました。

 

 

​

参拝の後にいただいた御朱印は、

流れるような筆運びと、

鮮やかな朱の印が響き合う

息を呑むほどに美しいものでございました。

 

 

 

 

東京​出張の度、

稽古の合間を縫っての道のり。

 

決して急ぐことなく、

何年もかけて

一つひとつのご縁を大切に

歩みを重ねてまいりました。

 

 

 

 

​過去から現在、

そして未来へと続く橋を渡るように、

 

目まぐるしく変わる

慌ただしい日常の中でも、

 

常に己の心身と静かに向き合い

中心を見失わずにいること。

 

 

 

流れに逆らわず、

悠然たる構えが

現代の暮らしに確かなる安らぎを

もたらすのだと感じております。

 

 

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​合氣道琴心館寺崎道場は

ただ技のみをなぞる場ではございません。

 

私たちが大切にしているのは、

過去に感謝し、未来を憂うことなく、

今この瞬間の歩みを

確かに踏みしめることでございます。

 

澄み渡った水面のような心で、

周囲の人の心にそっと灯火を灯すような生き方を

皆様とともに探究していくことです。

 

 

​日々の生活に活きる氣づきを

この道場長ブログ

『ぼくらの合氣道』でも発信しております。

 

​心穏やかに日々を歩むヒントが

ここにあるかもしれません。

 

​ぜひバックナンバーもご覧ください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝