今日の一言 2026-05-26 (火)
道場長の一日一心 " 初夏の街並みと五月晴れ。ささやかな晴れ間に美を見出す「侘び」と「もののあわれ」 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
小満【しょうまん】次候
七十二候
第二十三候 紅花栄【べにばなさかう】
5月26日~30日ごろ。
あたり一面にベニバナが鮮やかな花を咲かせるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 しょか の まちなみ と さつき ばれ。ささやかな はれま に び を みいだす「わび」と「もののあわれ」 』
昨日は湿氣も少なく、
どこまでも透き通るような
カラッとした快晴の一日でした。
頬をなでる風が
なんとも心地よく
街路樹の青葉が
初夏の陽射しを浴びて、
きらきらと輝いていました。
所用がありJR一駅分、
約一時間を徒歩で往復したのですが、
足取りもふわりと軽く
とても快適な
ウォーキングとなりました。
街をすり抜ける風の清々しさに
半袖がちょうどいい
心地よさで、
夏本番も
このような天候であればと
願うばかりです。
さて、
このように
さわやかな青空が広がる五月。
現代を生きる私たちは
「五月晴れ」と聞くと、
このすがすがしい
快晴の空を思い浮かべます。
しかし、
古の日本人が感じていた
「五月晴れ」は、
少し違った景色だったようです。
旧暦の五月といえば、
今の梅雨の時期にあたります。
降り続く雨の合間にのぞく、
わずかな晴れ間を、
「五月晴れ」と呼んでいたそうです。
旧暦から新暦へ、
明治の世に暦が変わって
百五十年余り。
言葉の響きは
そのままに、
思い浮かべる
景色だけが
大きく移り変わりました。
鬱々(うつうつ)とした
長雨のなかで、
雲の切れ間から差し込む一筋の光。
そこに見出した
喜びや美しさこそが、
日本人の根底に流れる感性に
深く通じているようです。
常に晴れ渡った
完全な状態を
よしとするのではなく、
不足しているものや
不完全なもののなかに、
心の豊かさを見出す
「侘び(わび)」の精神。
長く続く雨の
鬱々とした状態があるからこそ、
束の間の晴れ間に
より一層の
美しさやありがたみを感じ取る。
そして、
その束の間の光の儚さや、
自然の移ろいに
心を寄せることは、
「もののあわれ」という
日本の美しい美意識でもあります。
すべてが晴れ渡る
完璧な青空ではなく、
雨に濡れた葉のきらめきや、
束の間の陽射しに
命の輝きを感じる日本人独特の感性。
深い陰があるからこそ、
光の尊さを知る。
古(いにしえ)を歩いた
先人たちの、
奥ゆかしい情景に心惹かれます。
間もなく、恵みの雨が続く
梅雨の季節がやってまいります。
これからの時期にこそ、
先人たちの美しい心を
そっと日常に取り入れてみたいものです。
梅雨空にも
正しいリラックスをもって
深くゆったりとした呼吸で
空を見上げ、
心の雨模様の
向こうにある
小さな光を見つめて生きる。
雨の季節も
天地大自然への感謝を怠らず、
日々を過ごして
いきたいものでありまする。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
ただ技の形を追うことではありません。
日々の生活のなかで
心と身体の調和をはかり、
先ず自らが率先躬行して、
周囲の人の心に灯火を灯すような
豊かな生き方を
ともに探究していくことです。
先人たちの奥ゆかしい感性や
自然の理(ことわり)など、
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
現代の暮らしに活かすヒントが、
ここにあるかもしれません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝