今日の一言 2026-04-24 (金)
道場長の一日一心 " 挨拶から始まる「率先躬行」。子どもの自発性を育む道場の日常 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
穀雨【こくう】初候
七十二候
第十六候 葭始生【あしはじめてしょうず】
4月20日~24日ごろ。
暖かくなり水辺の葭が芽吹き始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 あいさつ から はじまる「そっせんきゅうこう」。こども の じはつせい を はぐくむ どうじょう の にちじょう 』
私が主宰する
合氣道琴心館寺崎道場には、
たくさんの小学生や中学生が
日々、稽古に通ってきております。
純粋な瞳を持つ子どもたちと
道場で向き合う中で、
ひとつ、
氣にかかることがございました。
それは、
「挨拶」を苦手とする子が、
多いということです。
もちろん
大きな声でハキハキと、
「おはようございます」
「さようなら」と
元氣に言える子もおります。
しかし、
たとえ声を出せたとしても
聞こえるか
聞こえないかのような
弱々しい声で「挨拶」をする子が、
数多く見受けられました。
私は子どもたちと接する中で、
常に心がけ、
実行していることがございます。
それは決して頭ごなしに
「挨拶をしなさい」と、
言葉をぶつけないことです。
なぜなら、
大人が一方的に
命令を押し付けたとしても、
子どもたちの心には
真に響くことはないからです。
その場では
「分かりました」と答えても、
自発的な
行動には結びつきません。
一回言って聞かせて、
届かなければ二回、十回、百回と。
子どもたちが自らの内なる意思で
自然と動けるようになるまで、
根氣強く、
同じことを伝えていきます。
挨拶をする意味は何でしょうか?
どうして挨拶は大切なのでしょうか?
それは、
「私はあなたを認めています」
という心の表れです。
「目の前にいるあなたを私は受け入れています」という、
他者への深い敬意の証なのです。
自他の境界を溶かし
氣を交流させる、
大切な第一歩でもあります。
それが無ければ、
豊かな人間関係を築くことはできません。
私は事ある毎に
子どもたちに、こう問いかけます。
「君たちは道場で、
目の前の人に無視されるほうが好きかな?」
すると皆、
「ううん」と首を横に振ります。
「じゃあ、笑顔で挨拶されたほうが嬉しいかな?」
そう聞くと、
「うん」と皆がうなずくのです。
それならば
大人も子どもも関係なく、
道場で出会う
全ての人に対して、
自分から
氣持ちよく挨拶をしてみよう。
自らが先に
光となり行動で示すこと。
それが「率先躬行」でありまする。
師範である
私自身がまず行動で示し、
事ある毎に
何度も言って聞かせ
ようやく
八割ほどの子どもたちが
できるようになってきました。
しかし、まだ全員が
出来ているわけではありません。
皆が、自らの意思で
自然体で挨拶ができるようになるまで、
潜在意識の深い部分、
つまり臍下の一点にしっかりと根付くまで。
これからも
子どもたちの真っ直ぐな成長を
静かに見守り
続けてまいりたいと思います。
今週もありがとうございました。
良い週末を。
―――――――――――――――――――――――
合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
ただ技を習うことではありません。
日々の生活の中で
自身の内なる敬意と、
他者への自然な振る舞いが
一つに調和することをはかり、
まずは自らが率先して実行することで
周囲の人の心に温かな灯火を灯すこと。
そのような社会や周囲の人々の
喜びに繋がる生き方を、
ともに探究していくことです。
日常の些細な振る舞い、
自然の理(ことわり)や
日々の稽古を通じた氣づきを
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
より豊かな日々や、
他者を敬う良い人間関係性の築き方など
現代の暮らしに活かすヒントが、
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝