今日の一言 2026-04-20 (月)
道場長の一日一心 " 【二十四節氣・穀雨】 天地大自然の一部として生きる 〜葭の力強さと氣のめぐり〜 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
今週もよろしくお願いします。
本日は、二十四節氣
穀雨【こくう】初候
七十二候
第十六候 葭始生【あしはじめてしょうず】
4月20日~24日ごろ。
暖かくなり水辺の葭が芽吹き始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 【にじゅうしせっき・こくう】 てんちだいしぜん の いちぶ として いきる 〜あし の ちから づよさ と き の めぐり〜 』
春の最後の節氣、
「穀雨(こくう)」を迎えました。
地上に生きるたくさんの命へ、
天からの贈り物である雨が
しっとりと降り注ぐ季節になりました。
春の雨には、
美しい名が数多くあります。
草木を優しく潤す
「甘雨(かんう)」、
穀物を豊かに育む
「瑞雨(ずいう)」、
長く降り続く
「春霖(しゅんりん)」、
花々の開花を促す
催花雨(さいかう)、
そして、
一面に菜の花が咲くころに
しとしとと降る春の長雨を
菜種梅雨(なたねづゆ)と呼ぶのですね。
どの名にも
自然の恵みを敬い、
共に生きてきた
人々の息遣いが感じられます。
「立春」から「清明」へと
至る日々では、
春の風が吹き大地が目覚めました。
また、
虫や鳥が動き出し
すべてが生き生きと輝く季節を経て、
その総仕上げのように、
命の源が
降り注ぐのが今の時期なのですね。
水辺では
葭(あし)が力強く芽吹き始めます。
水面から真っ直ぐに飛び出す若芽、
その鋭い先端はまるで角のようです。
天に向かって、
伸び伸びと
命の「氣」を
発しているようにも見えます。
合氣道におきましても、
木剣を扱う稽古がございます。
私が主宰する
合氣道琴心館寺崎道場では、
木刀を「氣刀(きがたな)」、
あるいは「氣形」と捉えます。
葭の若芽が天へ向かうように
木刀の切っ先からも
真っ直ぐで力強い「氣」が、
放たれるのをイメージするのです。
春の雨に打たれ、
すくすくと伸びる葭のたくましさは
天地大自然の
圧倒的な生命力を感じます。
あるがままの自然体で
静かに春の雨音に耳を澄ませて、
天からの恵みの雨に
心からの感謝を捧げる。
そうすることで
私たち自身もまた、
天地大自然の一部なのだと
氣づかされます。
天地大自然と一体となり、
満ち足りたひとときを
日々の暮らしの中で大切にしたいものです。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは、
ただ技の形をなぞることではありません。
天地大自然の恵みに感謝し、
春の雨が草木を豊かに育むように
内なる自然と静かに向き合い
心身を養うこと。
天へ真っ直ぐに伸びる葭のごとく、
自らがプラスの氣を発して歩む。
その歩みが
やがて周囲の人々の心をも優しく潤す、
恵みの雨のような
生き方へと繋がっていくと信じております。
自然の理(ことわり)や
日々の稽古を通じた氣づきを、
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
現代の暮らしに活かせる
健やかな生き方のヒントが
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝