今日の一言 2026-04-14 (火)
道場長の一日一心 " 【七十二候・虹始見】サーファーだけが見る海の虹と、大自然に身を委ねる生き方 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
清明【せいめい】末候
七十二候
第十五候 虹始見【にじはじめてあらわる】
4月14日~19日ごろ。
春が深くなるにつれ空氣が潤い、美しい虹がかかるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 さーふぁー だけ が みる うみ の にじ と、だいしぜん に み を ゆだねる いきかた 』
雨上がりの空に、
このころから
きれいな虹を見ることができます。
淡い春の雨が上がり
空に七色のアーチを描く、
そのような季節となりました。
みなさんは、
どこできれいな虹を
ご覧になったことがありますか?
実は私、
合氣道に出会うまでの
長きにわたり
サーフィンを続けておりました。
その趣味がこうじて、
神戸から
遠く離れた太平洋に面した地で
民宿を経営しながら
毎日、海に入る生活を数年間
送っておりました。
今から思えば、
良くも悪くも
なんと贅沢な経験を
させていただいたことでしょう。
そのような日々の中で、
サーフィン中にしか味わえない
素晴らしい虹の数々に出会いました。
沖へ向かって
パドリングしていく時や
波を乗り越える時。
さらに
波を捉え滑り出す時。
そして、
波に乗っているまさにその最中。
波が崩れる際に
発生する
霧状の飛沫(スプレー)に
背後からの
太陽の光が当たることで
目の前に、
ふわりと虹が生じるのです。
これは陸からでは
決して見えない
海という
大自然の懐に抱かれた、
サーファーだけが味わえる
特別な虹です。
オフショア(陸からの風)に
煽られて舞う飛沫が
プリズムの役割を果たし、
自分の目の高さに
手の届きそうなほど間近に、
光の環が現れる。
風の向き、波の形、光の角度。
すべてが奇跡のように
重なった瞬間にだけ見える、
きらきらとした
光の芸術であります。
海という
果てしなく広がる空間で
太陽と、風と、水が織りなす
天地大自然の大いなる営み。
人智を超えた
その尊い奇跡の瞬間に
ただ静かに身を置き、
その大いなる力と一つに溶け合う。
このような
天地大自然の営みの尊さと
それに調和していく感覚は、
私たちが日々稽古している
合氣道の理合いと
深く、通じているのです。
相手と争わず
正しいリラックスを心がけ、
ゆったりとした呼吸とともに
臍下の一点に心を鎮める。
天地の氣と結びつき
大自然の理に従ってそこに身を置く。
そのとき初めて、
心と身体に美しい虹のような
清々しい調和が生まれるのですね。
現代の忙しい日々の中でも
この虹が初めて見れる
せっかくのこの時期です。
肩の力を抜き
天地大自然の営みに
思いを馳せてみましょう。
心に余裕を持てば、
私たちの日常の中にもきっと
美しい虹を
見つけることができるはずです。
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合氣道琴心館寺崎道場が
大切にしているのは
ただ技の形だけを
追い求めることではありません。
天地大自然の営みに
静かに身を委ねるように。
寄せては返す波のごとく、
日々の暮らしにおいても
無理なく「心と身体の調和」を
はかることでございます。
私たち人間も天地大自然の一部です。
まずは自らが
天地大自然と一体となり
重力に逆らわない、正しいリラックスを
自らの姿で体現していくこと。
その大自然と一つに結びつく姿勢が
やがて、さざ波のように広がり
「周囲の人の心に灯火を灯す」ことへ
繋がっていくのでございます。
自然の理や、
日々の稽古を通じた氣づきを、
この道場長ブログ
『ぼくらの合氣道』でも発信しております。
現代の暮らしに活かせる
健やかな生き方のヒントが
ここにあるかもしれません。
ぜひバックナンバーもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝