今日の一言 2025-11-21 (金) ~ 2025-11-24 (月)
道場長の一日一心 " 天から与えられた仕事をしているか? "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
立冬【りっとう】末候
七十二候
第五十七候 金盞香(きんせんかさく)
11月17日~21日ごろ。
寒い冬の訪れとともに、可憐で香りの良い水仙が咲き始めるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 てん から あたえ られた しごと を している か? 』
「天から与えられた仕事をしているか?」
「その仕事が天職であると思えるか?」
「それが世のため人のためになっているか?」
道場長として
毎日、道場に立つ時、
私は常に
この三つの問いを自らに課しています。
不肖私が主宰する
合氣道琴心館寺崎道場は、
単に技を教えるだけの道場ではありません。
僭越ではございますが、
私はこの道場での指導こそが、
まさに天から与えられた仕事「天職」で
あると確信しています。
" 未来の子どもたちのための「人間教育」"
現代社会、
特に学校教育の場では、
知識やスキルを
学ぶ機会は豊富にあります。
しかし、
私たちが
最も大切にしなければならない
「核」となる部分が、
置き去りにされがちではないでしょうか。
私が
合氣道の指導を通じて、
未来の
子どもたちに伝えたいのは、
以下の四つの柱です。
一つ、
美しい所作と言葉
相手を敬う姿勢、
場を清める動作、
そして心ある言葉遣い、
日本人として世界に誇れる礼儀作法。
二つ、
心と身体の使い方
合氣道の技の理合いから学ぶ、
無理のない効率的な身体の使い方。
感情に流されない強い心の持ち方。
三つ、
日本人としての誇り
伝統文化への理解と、
先人たちが築いてきた精神性への敬意。
四つ、
どう生きるか
困難に立ち向かう姿勢、
自己と他者への向き合い方。
人生の「道」を切り開く指針。
これらは、
子どもたちが
これから生きていく上で、
どんなスキルよりも
深く、長く、
自分の人生を支える
人間としての土台となります。
" 収入ゼロでも、私は同じことをやれるか "
道場運営は、
決して楽な道ではありません。
それでも、
なぜこの活動を続けるのか。
それは、
たとえ、ほんの僅かでも
「世のため、人のため、地域のためになっている」という
強い確信があるからです。
子どもたちが目を輝かせ、
「ありがとうございました」と
深く一礼する姿、
また、
内氣だった子が
自信を持って発言できるようになる瞬間。
それこそが、
私にとって
何物にも代えがたい報酬なのです。
したがって、
もし、この活動が
一切の収入がない
ボランティアになったとしても、
私は「命の続く限りやり続けます」 。
私が伝えているのは、
合氣道の技を超えた「生きる道」です。
この真髄を
未来ある子どもたちに継承すること、
彼らが自信と誇りをもって
生きていくための「種」を蒔くこと。
それが
私の「天命」であり、
私にとっての「合氣道」なのです。
私たちは皆、
他者との関係性の中で生きています。
合氣道を通じて育む「調和の心」は、
必ずや
社会全体をより良いものに
変えていくと信じています。
今日も明日も、
その信念をもって
私はお弟子さんの前に立ち続けます。
今週もありがとうございました。
良い週末、三連休を。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝