今日の一言 2025-10-10 (金)

道場長の一日一心 " 水のように、心もしなやかに "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

寒露【かんろ】初候

 

七十二候

第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)

10月8日~10月12日頃。

北国からガンが群れをなして日本へ渡ってくる頃。

 

 

 

 

今日の " 道場長の一日一心 " 

『 ​みず の よう に、こころ も しなやか に 』

 

 

 

私たちは普段、

物事の形にとらわれがちです。

 

 

 

たとえば、

水は丸い器に入れれば丸くなり、

四角い器に入れれば四角くなります。

 

 

しかし、

これはあくまで

 

器の形であって、

水そのものに丸や四角の形が

あるわけではありませんね。

 

 

 

にもかかわらず、

 

私たちは

その形にばかり氣を取られ、

 

その本質を

見失ってしまいがちです。

 

 

 

 

"「良い」「悪い」にとらわれる心 "

 

 

 

 

​私たちは物事を

「善い」「悪い」と判断し、

 

「好き」「嫌い」で分け、

 

「ある」「ない」で決めつけます。

 

 

 

そして、

そうした自分の考えに縛られ、

その見方に固執してしまいます。

 

 

 

 

その結果、

 

私たちは外の出来事、

外的要因に振り回され、

 

苦しみや悲しみを

味わうことに

なるのではないでしょうか。 ​

 

 

 

 

これは、

合氣道の稽古でも同じです。

 

 

 

この技は、

「これはこうすべきだ」

 

「こんな動きは良くない」と

頭で考え、

自分の型にはめようとします。

 

 

 

しかし、

それでは相手の動きに

 

臨機応変に

対応することはできません。

 

 

 

 

" 変化を恐れず、本質に立ち返る "  ​

 

 

 

 

合氣道では、

相手の動きをありのままに受け入れ、

 

それに合わせて自分の動きを

変化させることが大切です。

 

 

 

相手の力と

ぶつかり合うのではなく、

 

相手の「氣を尊重して」

技をかける。

 

 

 

 

これは、

水の性質に

よく似ているように思うのです。

 

 

 

 

どんな器にも馴染むように、

どんな相手の動きにも対応する。

 

 

 

 

そうすることで、

私たちは本当の意味での

 

心と身体の自由を

手に入れることができるのです。

 

 

 

​自分の勝手な

見方や判断を手放し、

 

外の出来事の

「ありのままの姿」を受け入れる。

 

 

 

 

そして、

自分の内なる本質、

 

「軸」を忘れず、

いつも「中心」に立ち返る。

 

 

 

そうすれば、

 

私たちは何ものにも

邪魔されることなく、

 

水のように

自由に悠々と

 

生きることが

できるのではないでしょうか。

 

 

 

今週もありがとうございました。

良い週末を。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝