今日の一言 2025-10-07 (火)
道場長の一日一心 " 中秋の名月。遠く離れても繋がる、道友との絆 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
秋分【しゅうぶん】末候
七十二候
第四十八候 水始涸(みずはじめてかるる)
10月3日~10月7日頃。
田んぼの水を抜き、稲刈りをはじめるころ。
今日の " 道場長の一日一心 "
『 ちゅうしゅう の めいげつ 。とお く はなれ て も つな が る、どうゆう と の きずな 』
昨日は十五夜、中秋の名月でした。
みなさんは美しい月を
空に見ることができたでしょうか?
私は自宅への帰り道、
神戸の街で車の運転をしながら、
夜空に浮かぶ
見事な満月を堪能できました。
その姿は、
どこか厳かで、
それでいて心安らぐ、
不思議な力に満ちていました。
合氣道琴心館寺崎道場では、
毎月、会報誌
「ぼくらの合氣道」を発行し、
会員の皆さんに配布しています。
10月号は、
お月見についての記事を書きました。
すると、
読んでくれた会員の皆さんから、
「先生、十五夜のお月さま撮れました」、
「こんなお団子作りました」という
メッセージと共に、
東京をはじめ各地から、
中秋の名月の写真が
次々と送られてきました。
道場の窓に反射する
東京タワーと中秋の名月や、
江ノ島や、東京スカイツリー、
港区芝公園からの幻想的な景色など、
本当に
素敵な写真ばかりで、
昨夜は
LINEの通知音が鳴り止まないほどでした。
余談ですが、
スマホのカメラ機能が
進化したとはいえ、
こんな綺麗にくっきりと
月が撮れるものなのですね。
それとも、一眼レフでしょうか?
私が所有する
Google pixel9proでさえ、
こんな綺麗に
月を撮ることはできません。
今度、
画像を送ってくれた
お弟子さん方に
是非、撮り方を
教えてもらいたいものです。
この素晴らしい画像を
いくつかインスタグラムのストーリーに
ご本人の許可をとった上で、
投稿しますので
よろしければ、ご覧ください。
話を元に戻すと、
このブログを書き始めた
午前3時過ぎには、
未読メッセージが
3桁をゆうに超えていて、
改めて皆さんの温かい氣持ちに触れ、
とても嬉しくなりました。
そして、
今も私の部屋から見える
西の空には大きな大きな
少し黄色がかった、
見事な
中秋の名月が燦然と輝いています。
" 合氣道に学ぶ「和合の精神」"
夜空に輝く月は、
私たち合氣道を学ぶ者にとって、
多くの示唆を与えてくれます。
月は自ら光を放つのではなく、
太陽の光を反射して
「威風堂々」と輝いています。
これも、
合氣道の「技」に通じます。
相手の氣にぶつかるのではなく、
その相手の氣と自分を合わせ、
円の動きで捌きながら導いていく。
まさに、
月が太陽の光を受け入れて
燦然と輝くように、
相手の氣を受け入れ、
そして調和する。
中秋の名月は、
その見事な調和によって
数ある満月の中でも
最も円く、最も明るく輝きます。
満月に向かって
満ちていく月の姿は、
稽古を重ね、
自身の技を磨き、
心を円満に整えていく
私たち、
合氣道を学ぶ者の姿とも重なります。
合氣道では、
「和合の精神」を大切にします。
それは、
相手との争いを避け、
お互いを尊重し、
調和を生み出すことです。
中秋の名月が、
静かに、
そして、
満ち足りた光で
夜空を照らすように、
私たちもまた、
日々の稽古を通じて、
心穏やかに、
そして周りの人々との「和」を
大切にしていきたいものです。
満ち欠けを繰り返す月は、
まるで私たちの人生のようです。
喜びも、
困難も、
すべてを受け入れ、
そして輝きを放つ。
神戸の夜空に
中秋の名月を眺めながら、
改めて、
合氣道が教えてくれる
「和」の精神を
深く感じることができました。
みなさんも、
秋の夜長、
どうか、
心静かな時間をお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝