今日の一言 2025-06-11 (水)

道場長の一日一心  " 幸せは、あなたの心が決めるもの "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

芒種【ぼうしゅ】次候

 

七十二候

第二十六候  腐草為蛍【くされたるくさほたるとなる】

「芒種」は次候へと移りました。

「腐草為蛍」は6月10日~15日ころにあたります。

 

梅雨の時期、湿気が多くなり、

「腐った草が蒸れて蛍になる」という意味を表しています。

 

夏の夜を彩る蛍が飛び始める頃を告げる候として、日本らしい風情を感じさせます。

 

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

道場長の一日一心

『 しあわせ は、あなた の こころ が きめ るもの 』

 

 

 

 

" 逆境を乗り越える「不屈の魂」

ソウル・サーファーに学ぶ心のあり方 " 

 

 

 

今日はある感動的な実話の映画から、

私たちが日々、向き合うべき

心の姿勢についてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

2012年に劇場公開された映画

**「ソウル・サーファー」**を

ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

この映画は、

サーフィン中に

サメに襲われ片腕を失いながらも、

 

再びサーフィンへの情熱を燃やし、

世界中の人々に勇氣を与え続けた

 

実在のプロサーファー、

" ベサニー・ハミルトン " の実話の物語です。

 

 

 

 

" 諦めない心と常に前向きな心 " 

 

 

 

13歳で片腕を失ったベサニーは、

まさに絶望の淵に立たされました。

 

 

しかし、

彼女は決して諦めませんでした。

 

 

そして、

何よりも驚くべきは、

その常に「前向きな心」です。

 

 

 

彼女は、

失ったものに目を向けるのではなく、

残された可能性に焦点を当てました。

 

 

 

 

" シャークアタックを乗り越えて、なぜ彼女は再び海へ向かうのか?"

 

 

 

 

後にベサニーはこう話しています。

 

サメに襲われた後、多くの人から

「なぜ、またサメがいる海に戻るの?」と

聞かれます。

 

 

そのたびに私は、

サメへの恐怖よりも、

 

海、そしてサーフィンへの

圧倒的な愛があるからだと答えます。

 

 

 

サメに襲われる確率は、決して高くはない。

 

 

実際、車の事故に遭う確率の方がはるかに高い。

 

 

そして、

私にとって海は単なる遊び場ではありません。

 

 

海は私の心を癒し、

活力を与えてくれる特別な場所です。

 

 

私が海に戻る理由は、ただ一つ。

 

 

「大好きなサーフィンを一生涯続けていきたい」という、

純粋な情熱があるからです。

 

 

一度の恐ろしい経験が、

この情熱を消し去ることはありません。

 

海は私にとって、

なくてはならない存在なのだから。

 

 

 

 

 

この姿勢は、

私たち合氣道を学ぶ者にとっても、

非常に重要な示唆を与えてくれます。

 

 

 

合氣道の稽古においても、

 

技がなかなか上手くいかない、

身体が思うように動かない、

 

また、

学生なら学校の宿題や部活動や塾、

 

社会人なら

仕事や残業といった

 

稽古に行きたくても

なかなか稽古に行けない、

 

そういう壁にぶつかることは

日常茶飯事です。

 

 

 

 

しかし、

そこで「もう無理だ」と諦めてしまえば、

それ以上の成長はありません。

 

 

 

ベサニーのように、

事故から学び、

次へと繋げる「諦めない心」と、

 

常に「もっとできることがある」

「やり方がある」と信じる、

 

「前向きな心」こそが、

私たちを次の段階へと導く原動力となるのです。

 

 

 

 

" 幸せは自分の心が決めるもの " 

 

 

 

そして、

この物語が教えてくれる

最も大切なことの一つは、

 

 

「人は誰でも幸せになる権利がある。幸も不幸もない。それは自分の心が決めるもの」

という真理です。

 

 

 

ベサニーは片腕を失ったことで、

世間的には

「不幸」と見なされるかもしれません。

 

 

 

しかし、

彼女自身は、

 

その困難を乗り越え、

より強く、

 

「当たり前は当たり前ではない」という

 

より感謝の氣持ちを持って生きるようになりました。

 

 

 

彼女にとって、

片腕を失うことは、

 

幸せを阻むものではなく、

 

むしろ新たな人生の扉を開く

「きっかけ」となったのです。

 

 

 

 

私たちも、

日々の生活の中で様々な困難に直面します。

 

 

 

理不尽なこと、

不公平だと感じることもあります。

 

 

 

しかし、そこで

「自分は不幸だ」と決めつけてしまうか、

 

 

それとも

「この経験から何を学べるだろうか」と

 

前向きに捉えるかによって、

その後の人生は大きく変わります。

 

 

 

「幸せ」とは、

与えられるものではなく、

 

自らが見出し、創造するものなのです。

 

 

 

どんな状況であっても、

「諦めない心」を持ち、

常に「前向きな姿勢」でいること。

 

 

そして、

「幸せ」「自分の心が決める」

ということを忘れないでください。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝