今日の一言 2025-05-27 (火)
道場長の一日一心 " ダーウィンの言葉に学ぶ!合氣道と「一意専心」の極意 "
今朝も目覚めることができた。
ありがとう。
本日は、二十四節氣
小満【しょうまん】 次候
七十二候
第二十三候 紅花栄【べにばなさかう】
二十四節氣「小満」は次候へと移りました。
「紅花栄」は5月26日~30日ころにあたります。
紅色の染料や食用油の原料となる紅花が、鮮やかに咲き誇る頃のこと。
今日のお題
『 ダーウィン の ことば に まな ぶ!あいきどう と「いちいせんしん」の ごくい 』
今日は、
合氣道の稽古にも
人生にも通じる大切な " 心の態度 " 、
「一意専心」についてお話ししたいと思います。
" 「頭のよさ」より大切なこと "
チャールズ・ダーウィンの
こんな言葉をご存知でしょうか?
彼は
「人間にとって重要なのは、頭のよさよりも心の態度である」
と言ったそうです。
これはまさに、
日々の稽古の中で
合氣道師範として、
僭越ではありますが
痛感することと重なるのです。
学校の成績や知識の量だけが、
本当に価値ある人生を
送るために必要なものでしょうか?
ダーウィンの言葉は、
「そうではない」と語りかけているように感じます。
真に大切なのは、
学問的な「頭のよさ」だけではなく、
物事を深く考え、
一つのことに集中して取り組む
「真剣な心の態度」なのではないでしょうか。
" 合氣道と「一意専心」 "
合氣道の稽古は、
まさにこの「一意専心」を
養う場であると私は考えます。
技を習得するためには、
一つ一つの動作に集中し、
自分の心を「臍下の一点に静める」
必要があります。
心が静まるから、
相手の「氣の動き」を読みとることができるのです。
雑念を払い静め、
" 今この瞬間 " に心を集中することで、
初めて技は身体に染み込み、
より深い理解へと繋がります。
" 日常生活に活かす「一意専心」"
これは稽古に限った話ではありません。
仕事でも、趣味でも、家事でも、
どんなことでも、
目の前のことに心を込めて
取り組むことで、
見えてくる世界が変わります。
心を " そこ " に集中することで、
より効率的に、
より深く物事を理解し、
結果として
大きな充実感を得ることができます。
「一意専心」とは、
ただ一つのことに集中することだけを
指すのではありません。
それは、
今、自分が取り組んでいることに対して、
" 真摯に向き合う "
「心の態度」そのものなのです。
" 稽古と人生を豊かにする心の姿勢 "
ダーウィンの言葉が示すように、
私たちの人生を豊かにするのは、
生まれ持った
才能や知識の量だけではありません。
むしろ、
目の前のことに
どれだけ真剣に向き合い、
一途に取り組むことができるか、
その「心の態度」こそが、
私たちの成長と充実した人生を
形作るのだと私は信じてやみません。
合氣道の稽古を通して、
技を磨くだけでなく、
この「一意専心」の心の態度を養い、
合氣道琴心館寺崎道場の
会員の皆さんの人生が
より豊かになることを願っています。
さて、
あなたは、今日、
何に「一意専心」しますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
兵庫県合氣道連盟
合氣道琴心館寺崎道場
道場長 拝