今日の一言 2025-05-20 (火)

道場長の一日一心 " 聞く耳を持たない人に、何を言っても無意味。今すぐ意識を変えよう "

今朝も目覚めることができた。

ありがとう。

 

 

本日は、二十四節氣

立夏 ( りっか ) 末候

 

七十二候

第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

 

「立夏」は次候から末候へと移りました。

5月15日~20日ころにあたります。

 

「竹笋生」はタケノコが地上に顔を出す頃。

 

 

 

 

 

 

今日のお題

 

 

 

 

 

『 き く みみ を もた ない ひと に、なに を   いって も むいみ。いま すぐ いしき を かえ よ う 』

 

 

 

 

 

" 人生の貴重な時間だ、無駄にするな!"

 

 

 

 

日々、

たくさんのお弟子さんと関わる中で、

私の経験上、断言します。

 

 

 

 

「心に色付きフィルターを持つ人に、話しても何も響かない。」

 

 

 

 

熱心に誰かに話しかけた経験は、

誰にでもあると思います。

 

 

 

 

一生懸命、説明しているのに、

なんだか相手にきちんと

伝わっていない氣がする…。

 

 

 

もしかしたら、その相手は

 

心に「色の付いたフィルター」をかけて

その話を聞いているのかもしれません。

 

 

 

 

心のフィルターとは?

 

 

 

私たちは、

生きてきた中で、

 

様々な経験や価値観を

積み重ねています。

 

 

 

それは、

私たちを形作る大切な要素ですが、

 

時に、人の話を聞く上で

自身の " ちっぽけな経験や価値観 " が

邪魔をする「フィルター」のように

作用してしまうことがあるのです。

 

 

 

 

たとえば、

 

 * 先入観

「あの人はいつもこうだから…」

「たぶん、こんな話なんだろうな…」

 

という思い込みがあると、

相手の言葉の真意を受け止められません。

 

 

 

* 自己中心的な考え

自分の考えが絶対だと思っていると、

相手の意見を聞き入れる

余裕がなくなります。

 

 

 

 * 感情的な偏り

好き嫌いの感情が強いと、

相手の言葉を客観的に捉えられません。

 

 

 

 

 

このような

心の色付きフィルターを通して聞く人は、

 

相手の話をありのままに

受け止めることができません。

 

 

言葉は耳に入ったとしても、

自分のフィルターの色に染められて

解釈されてしまうのです。

 

 

 

 

 

素直な心は「無色のフィルター」

 

 

 

一方で、

心が素直で謙虚な人は、

 

自分の心に

色付きのフィルターを持っていません。

 

 

 

彼らの心はいつも無色透明なのです。

 

 

 

だからこそ、

相手の言葉もそのままの状態で、

まっすぐに心に届きます。

 

 

 

 

特に、

自分より知識や経験のある

「師」からの言葉は、

 

人生を豊かにする

" 貴重な学びの宝庫 " なのです。

 

 

 

 

素直な心を持つ人は、

師の言葉を " 真摯 " に受け止め、

正しく成長へと繋げることができます。

 

 

 

 

 

" 無駄な時間に氣づこう " 

 

 

 

 

「人生の時間は有限」です。

 

 

 

 

貴重な時間を、

言葉が届かない人に費やすのは、

あまりにもったいないことです。

 

 

 

心のフィルターを通してしか、

人の話を聞けない人に、

 

いくら熱意を込めて語っても、

それは" 砂漠に水を撒く " ようなもの。

 

 

 

 

疲弊するだけで、何も生まれません。

 

 

 

師は、

素直な心で話を聞き、

成長しようとする人を大切にします。

 

 

 

なぜなら、

 

彼らは師の言葉を

しっかりと " 臍下の一点 " に収めて、

 

未来へと繋げようとするからです。

 

 

 

 

" 大切な時間を使うべき相手とは " 

 

 

 

 

自分の貴重な時間を費やすべきなのは、

 

 

 * 素直な心で耳を傾けてくれる人

 

 * 謙虚に学びを受け入れようとする人

 

 * 共に成長し合える人です。

 

 

 

 

もし、

誰かに何かを伝えたいと願うなら、

 

まずは相手が

「無色のフィルター」を

 

持っているかどうかを

見極めることが大切です。

 

 

 

そして、

もし相手が心のフィルターに

氣づいていないようであれば、

 

そっと距離を置くことも、

自分の貴重な時間を守るための

賢明な選択かもしれません。

 

 

 そういう人は

" それまでの人 " なのですから。

 

 

あとは

天地大自然に任せてしまいましょう。

 

 

 

その言葉が、

「本当に届くべき人」には届くのですから。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

兵庫県合氣道連盟

合氣道琴心館寺崎道場

道場長 拝